「創作大賞についての感想」
「つぶやき」で、「創作大賞」について、いろいろと書いて来た。
疑問に思う点についてまとめて書いておこうと思う。
なぜ?一流企業の協賛なのに、賞金の額が10万円と低いのだろうか。
あれだけ多くの企業が入っていれば、賞金は100万以上であってもおかしくないと思う。
賞金10万円の場合、1企業の賞金のための支払い分は1000円足らずではないのか?
「群像」「すばる」とも賞金は300万円である。
こういうことが考えられる。
「note」がやっているところなので、参加者のレベルが低く、はっきりいえば、使い物にならない取るに足らない作品に高額な賞金は出せないということである。
ざっと創作大賞に応募してある記事を見たのだが、原稿用紙の使い方が分からない人が多い。形式段落や意味段落さえ知らないようだ。
だから、作ってある段落が滅茶苦茶だ。
会話の場合は、会話の最後のカギカッコに内に「。」「、」を入れない規則になっている。それを知らない人が多い。
小説なんだかブログ何だか分からない文章も多い。
理由なく、行を数行単位で開けてある。
ここに参加している人は、ほとんど読書習慣がないことがわかる。
読書習慣があれば、国語表現法の最低ラインのルールは知っているからである。
こういうズブの素人は、賞をもらい書籍化されると、きっと「ゴージャス」な気分ですとでもいうのだろう。彼らは、賞金より書籍化に喜びを感じるのだ。だから、薄い本であって、キンドルに毛が生えた書籍であっても嬉しいのである。
それから、賞金を上げると優秀な人が入ってきて審査員が困るということもあるだろう。
ここの審査員を安く薄給で済ませていると思う。
林真理子や小川洋子が審査員になったとしたら、高額な謝礼を支払わなくてはならない。そういう優秀な審査員が必要な作品は、まず、集まらないだろうということである。
しかし、同じ日本人が書いたとは思えないほど、レベルが低い作品が多い。ここまで低いと無理をして賞をあげるのが逆に大変だろうと思う。
それが、コミック、ブログの影響を強く受けたこれからの日本を背負う若者であることには危機感を感じる。
作品を書く前に、日頃の読書習慣をつけましょう。
その方が、もっとよいものが書けますよ、としか言ってみようがない。
要するに創作大賞に協賛している企業は多いけれど、実際は「note」だけがやっており、他の協賛企業はお飾りなのであろう。