見出し画像

「中学受験の国語 親への手紙」

下記は当教室へ通う国語だけが不得意の親御様に出したメールです。
その生徒さんは、グノーブルのα1に在籍しています。
算数・理科が良いので合計点でα1を保っています。
志望校は、開成中、聖光中、駒場東邦です。
国語の成績が上がらず親は焦りを感じ始めています。
中学受験生であるお子様は、性格が非常にせっかちで、国語の問題文をすごい速さで、無理やり速く読んでいるところがあります。
ですから、何が書いてあったのか細部まで読まず大雑把なのでわかりません。さらに、選択肢問題が苦手であり、記述問題は、部分点はとれますが、かすった程度で低い点数です。

            _______________________________________________________________________________

ご返信ありがとうございます。

夏の時点で全て受験勉強が終わっていた生徒様のお話はご子息様の前では致しません。

以前は、わたしの教室は、国語がおできにならないから来るのではなく、国語でもっと点数をかせぎたいというできる子が来るところでした。算数では、フォトンに行き、国語はわたしのところに来る生徒様が多かったです。

そのできるお子さんのお母様がすごく心配性で、ご両親ともに中学受験の経験がないからとすごく一生懸命になられておりました。お母様の方は、お子様の受験で神経をすり減らし、受験が終わると静養のためにご実家へ帰られたぐらいです。

わたしが言葉で言って直るものだとは思っていません。

緊張感がないというのは、性格かもしれませんし、顔に出ないだけかもしれません。

これは様子を見て行かないとだめです。明るい性格なお子様だと思います。

選択肢問題で点数が取れないというのは、設問にある各選択肢の読み方が悪いのだと思います。丁寧に選択肢を一文ずつ読み、問題文と照らし合わせていけばよいわけです。彼の選択肢問題の解き方を見ていると、どの選択肢が正しいか、本文へ一度戻るわけですが、そのときにすでに本文の別なところを読まれています。

ここから先は

626字

¥ 300

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?