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「人が健康で生きる年齢は」

 これは、わたしが医師に聞いたことである。
 75才から80才になると急に死亡率が上がるそうだ。
 
 75才以上になると病気にっかるリスクが増える。
 それもなかなか治らない病気が多いそうだ。腎臓の病気、循環器の病気、難聴、痴呆、関節炎、脊髄にかかわる病気などである。
 
 80才になると、いつ、突然死に襲われてもおかしくないそうだ。
 言い方を変えると、後期高齢者からが生きることの勝負が始まるわけだ。
 
 わたしは、後、20年生きて行けるかどうかだ。生きていることを大切に使おうとは思わない。いつものように過ごし、苦しんだり、痛まずに死にたい。
 

 そこで専門家である医師がかかって死にたい病気がある。
 それは、全く苦しまず、痛みを感じない。

 肝臓が、肝硬変から、肝不全になったり、肝不全からガン、肝臓ガンになるとやすらかに死ねる。
 
 肝臓が悪いと、アンモニアが肝臓では分解できないので、排泄されずに上へ、つまり頭へと昇る。アンモニアは毒薬である。
 
 アルコールが分解されると、アンモニアになる。アセトアルデヒドからアンモニアになるのである。
 

 アンモニアが脳へ昇ると、肝性脳症を起こす。
 
 肝性脳症は、手が震えたり、あたまがぼんやりしたりする。そのうち、意識が一時的になくなって、また目を覚ますようになる。そのうち、長く意識が無くなり、その時に徘徊(はいかい)を起こしたりする。最後は、永久に昏睡状態になり目が覚めなくなり死亡するのである。
 
 丁度、安楽死の様である
 
 運がいいのか悪いのか、わたしは肝臓が悪く、お薬の力だ無理やり肝臓を動かしている。それでも正常値よりはかなりわるく働きが鈍くなっている。
 
 一度、アンモニアが脳へ昇る肝性脳症になり、昏睡状態に陥った。
 
 大学病院の必死の努力とそこまで悪くなかったので、1週間後に目を覚ました。記憶はゼロである。
 
 これを言うのかと思った。
 わたしの死亡は、肝性脳症の確率が高いと思う。


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