『ぶっちゃけJDSCに入ってみてどう?』大手コンサルファーム/SIer出身者に聞いてみた。
初めまして、JDSCの花井です。
突然ですが、JDSCは今年で7期目に突入しました。今回、私を含め、最近特に増えているコンサルティングファーム・SIer出身のメンバーと座談会をしました。
JDSCを知っていただくために、JDSCにどんなメンバーがいるのか、またどんな企業なのかをいくつかの観点からお伝えしたいと思います。
登場人物
柿原 亘 (コンサルタント)
防衛大学校から陸上自衛隊で幹部自衛官として勤務。軍事戦略から転じて経営戦略に関心を持ちマッキンゼー・アンド・カンパニーへ転職。小売業及び公共案件における戦略案件策定から製造業、金融業、電力業界における実行支援案件まで幅広く携わる。
花井 大樹 (コンサルタント)
新卒で野村総合研究所に入社し、SEとしてシステム設計・開発・保守まで一通り経験。その中でシステム要件定義のインプットとなる経営やITといった戦略を描くコンサルタントの仕事に憧れを持ちアクセンチュアへ転職、システム化計画策定からDX戦略策定と実行さらにはマーケティング戦略策定まで幅広くコンサルティング業務に従事。
坂野 守 (コンサルタント)
新卒で製薬会社に入社し、MR(医薬品の営業)としてキャリアをスタートし、優績者表彰等の社内表彰制度において各種賞を受賞。その後、ヘルスケア知見をより広く深く身に着けたいと思いコンサルティングファームに転職。前職のPwCコンサルティングでは、主にヘルスケア企業に対しビジネス・戦略・ITに係る複数の案件を推進している。
黒田 真太郎 (コンサルタント)
新卒でSIerに入社し、コンサルタント兼エンジニアとして従事。自動車部品メーカーにおける営業効率化や業務改善、防衛機器商社におけるKPIの可視化、広告制作会社における業務自動化案件など、ITを用いた案件を数多く担当している。
Q.JDSC入社前後のイメージとのギャップがあれば教えてください
(柿原)
そもそもの転職理由ですが、私はマッキンゼー・アンド・カンパニーでコンサルタントとして働く中で、「事業」の創出と運営に興味を持ちました。コンサルタントとして勤務するだけでは「事業」との距離感が遠いな、と。ただ、単純に事業会社に入ってもつまらない気がしたので色々なことが自由にできそうなJDSCに入りました。まだ7期目の若い会社なので、そういう意味では入社前にイメージした通り、自由に仕事ができていると感じていますね。
(黒田)
ギャップはなかったですね。私の転職理由は、ざっくりいえばキャリアの幅を広げたいと思ったことです。前職では主にSalesforceやTableau、UiPathといった、パッケージ製品の導入や活用支援を行うコンサルを行っていました。そこでは要件定義〜開発〜テスト〜保守を自ら行い、打ち合わせなどのクライアントフェイシングも行ってきました。コンサルタントとエンジニアの両方の立ち位置が体験できたことは非常に有意義な時間でしたが、一方で業務系の案件が多かったので、もう少し戦略フェーズから入れる案件に携わりたい気持ちが強くなっていました。また、パッケージ製品にはできないような、クライアントのニーズに合わせたソリューション創りをしたいと考えていたので、そういった実績が豊富なJDSCに入社しました。結果、最新の手法を取り入れた開発を行ったり、現在はこれまで経験のない業種のお客様の案件を担当できているため、非常に充実していると感じています。
(坂野)
皆さんが述べられている点に私も同意です。ただ私は、当初、より事業会社に近い仕事が多いのではないかと考えていましたが、まるでコンサルファームと同様の働き方をしていることに驚きました。現在、事業開発部隊には事業会社出身者とコンサル出身者が6:4くらいの割合で在籍していて、さらに、AIやデータの専門家であるData Scientist部隊とEngineer部隊がいます。全員で100名ほどでしょうか。それぞれの専門性に応じた視点・観点が異なるため、担当するプロジェクト1つの推進方法の違いに面白さを感じています。
(花井)
私は逆に少しギャップがありました。私がJDSCを選んだ理由は柿原さんと同じように自分のコンサルティングスキルを活かしながらAIを軸にした「事業」の創出に一役買いたいからでした。しかし実際に仕事をしてみるとAIだけでなく幅広い領域でコンサルティングをしており、未経験の業界や新しい課題へのチャレンジもできそうで、まだまだコンサルタントとして学ぶことが多いなと気付かされました。
他には、専門性に優れた物凄いスペックを持つ方が多いことにも驚いていて、そういった方とコラボレーションしてJDSCならではのアプローチもできそうです。
Q.JDSCにおけるプロジェクトへのアサイン等についてどう感じますか
(柿原)
良くも悪くもマッキンゼーと比較すると、会社としてのプロジェクト管理は発展途上なんだと思います。会社として利益を出すための効率的な仕組みはこれから創っていくのだと思います。ただ個人として見たときには、この効率の悪さが凄く良い学びの機会になっていると思います。多様なバックグラウンドの人と、何ができるかを自由に議論できる機会を非常に持ちやすいと思います。
(花井)
私はまずは会社に慣れるということで自分の得意分野を活かせるプロジェクトにアサインしていただけました。
加えて定期的に1on1(上長と1対1で行う話し合い)を実施して今の状況と成長に向けたアクションの確認ができています。それ自体はアクセンチュアでも同じ様な仕組みがあったのですが、JDSCではその頻度が高いので小回りを利かせ軌道修正をしながら効率的に自分の理想に近づけることができると思っています。
自分の希望にあったプロジェクトが常にあるわけではないのですが、逆に未経験領域へのチャレンジや新しいクライアントの開拓などのチャンスも多そうで、そういった楽しさもJDSCならではなのかなと感じています。
(坂野)
私は、全く異なる性質の複数のプロジェクトを並行しています。すぐ傍に全社のアサイン配分を決定するエグゼクティブがいるため、入社直後も私自身の個性や特性に鑑みて配置いただきました。プロジェクトアサインが、いくつかの候補の中から、昨日の今日くらいのテンポで決まる印象です。とは言え、”こうなりたいから、このようなロールができる案件を希望しています”と事前面談で要望をお伝えしているので、”一度経験してみたいな”というプロジェクトへのアサイン希望が叶っていると思います。
ですので今は、せっかく頂いた機会でしっかりとバリューを出し、その案件を拡大しクライアントの成長に寄与することと、他方、別案件に展開し、切り開こうと考えています。全役割者が身近にいることと、最大の強みであるAI文脈のサービス提供はチャンスが多いと感じます。
(黒田)
まず、入社する前から将来のキャリアイメージについてヒアリングがありました。
そのうえで、入社後には、それがある程度反映されているので、今のプロジェクトアサインについて満足しています。また、入社後も1on1が週に1〜2回あり、将来どうなっていきたいかはかなり掘り下げられます。
話がそれますが、JDSCはいい意味で発展途上なので、やれることは誰でも何でもやれる環境です。つまり職種に限らず、取り組める仕事はほかの皆さんが言う通り、自由度が高いです。私は今、コンサルタントという立場ですが、今後はData Scienceのスキルも伸ばしていきたいと考えています。
Q.JDSCには、入社前にイベントがありますよね。どうでしたか
(柿原)
フライデーナイトという、オフィスで社員と気軽に意見交換することができる場があるのですが、それが良いですね。やはり仕事をする上では、場所と人が重要です。その両方をリラックスした雰囲気の中で知ることができました。入社前に具体的な働くイメージを持つことができたことも転職を決めた要因の一つですね。
(黒田)
皆さん必ずそうではないとは思いますが、私もフライデーナイトで入社を決めました。
もちろんその場で一度話しただけで自分に合うか否かを、完ぺきには判断できないと思います。ただ、働いている方同士のコミュニケーションの様子をみるだけでも、会社の中での雰囲気がなんとなく理解できたのは良かったです。
Q.JDSCへの入社後、どのように感じましたか/感じていますか
(坂野)
月初の入社初日は1日中オリエンテーションでした。そして、翌日に「入社ランチ」という、所属メンバー皆でお昼に行く会がありました。同期が10名強いたため、各自が各々のチームメンバーとお昼にいきました。60分間でしたが、出社中のチームメンバーの皆さんとご一緒しました。仕事の合間に、お昼の時間を捻出することも大変ではなかろうかと思いつつも、その日はその時間に合わせて時間調整頂いており、とても温かみを感じました。すぐに人となりを知ることができ、とても良い時間でした。今後は私も、新メンバーを温かく迎えたいなと思いました。
(柿原)
そういえば部活動も盛んですよね。JDSCでは部活と称して、任意の課外活動もたくさんあって、私はランニング部、日本酒部、ワイン部に所属しており、都合が合うときに参加しています。普段のプロジェクトでは関わらない人とカジュアルに交流することができ、仲間意識が芽生えますね。
(花井)
フライデーナイト、入社ランチ、部活動など、人とのつながりをとても大切にする会社だなと思いました。
コンサルタントは個で勝負するイメージが強いと思われがち(実は私もそう思っていた)ですが、JDSCではタテ・ヨコ・ナナメとアメーバ状につながっており、これが結束感やお互いに助け合うという社風を生み出していると思いました。
(黒田)
皆さんがおっしゃるように、プロジェクト外のコミュニケーション機会がたくさんあるように感じます。プロジェクトベースのワークがメインだと、同じ部署でも遠くの人に感じる瞬間がこれまであったのですが、JDSCにはみなさんご紹介するような仕組みがたくさんあったので、早い段階でたくさんの繋がりをつくることが可能だったのかなと感じています。
また、これはベンチャー特有のいいところだと感じていますが、部門長や取締役の方などとの距離が非常に近く、お昼ご飯なども一緒に行く機会があるのはとてもいいと思っています。
Q.JDSCにおけるワークライフバランスについてはどうですか
(坂野)
一般的な企業と変わりないと感じます。コアタイムが10:30-16:30で、それ以外は各自の都合にあわせてリモート、出社、クライアント先訪問などをしています。私を含め、小さな子供がいる社員が多いため、各自の都合にあわせて業務をしています。
また男性女性を問わず育休を取得する方も多く、そのアクションもわりと気軽な雰囲気を感じます。
(柿原)
複数のプロジェクトにアサインされることが多いですが、周りの人もそれを理解しているので、プロジェクト毎の業務量について風通し良く相談できますしね。ここは、こっちのプロジェクトが大変なので少しこっちのプロジェクトへの貢献は薄くなる、といったコミュニケーションを皆気軽に行っています。突発的な対応が必要な場合も同じです。仕事だけでなくプライベートも含めて予定していなかったことが起きることがあると思いますが、皆さん上手くやっていると思います。
Q.JDSCでこれから自分が成し遂げたいこと/やりたいことは何ですか
(坂野)
私は、社員全体のコンサルタントスキル向上のためのトレーニングを企画・実行したいと考えています。前段で述べましたが、JDSCには、事業会社出身社のコンサルタントと、Data Scientist、エンジニアが多く在籍しています。私たちは、そのメンバー全員とクライアントにコンサルティングサービスを提供します。三位一体で業務をする際に、業務運用がより効率化・高度化されたら、尚良いサービスが提供できるのではと考えます。具体的には、Microsoft Office運用作法や、プロジェクト推進時の留意点(コンサルティングファームで俗にいうロジスティクス)等、コンサルワークの基本からトレーニングの機会を提供したいです。決して、私には大それたことはできませんが、再度、本を多読のうえ取り組みます。前提として、前職で学んだ事を、この環境で活かすことが私の使命だと捉えているので、そのように思わせて下さった前職の皆さんには心から感謝をしながら、これから、社内外にバリューを出せる人材になりたいと考えています。
(黒田)
私はまだまだ抽象度が高いですが、現時点でこうなりたいというよりは、何かなりたいものの輪郭が見えた時のために、たくさんのことにチャレンジしていきたいと考えています。ですのでコンサルティングという役割だけでなく、データ分析やデータエンジニアリングにも取り組んで行きたいと思います。
(柿原)
私は先に述べた転職した理由と同じですが、引き続き「事業」の創出と運営に関わる部分に取り組みたいですね。幅広い業界のクライアントとの議論を通じてクライアントが現在直面している課題を手触り感をもって把握することと、JDSC自体が成長していく中で直面する課題を通じて「事業」を創出する難しさや楽しさを追体験できると考えています。
そして、その中で単にコンサルティング案件を作るだけでなく、個人的に今までやったことがないJVの設立などにも挑戦できると最高ですね。
(花井)
私自身の成長がJDSCの成長に貢献し、JDSCの成長が日本の成長に貢献してUPGRADE JAPANを実現する、というのが私の大きな目標です。とはいっても、まだまだ未熟なコンサルタントなので、まず自分の得意分野を活かしながら新しい領域や業界の開拓にも積極的にチャレンジして磨きをかけていきたいですね、スキルアップに終わりはないですし。
そしてJDSCでしかできないシャープな案件や新しいソリューションの創出など世の中にはないものを自らの手で生み出して日本を元気にする、その原動力になりたいと日々奮闘しています。
(花井)
これからの目指す姿は人それぞれですが、みなさんに共通して言えることは、これまでの経験や知識を活かしながらJDSCというフィールドで新しいチャレンジをする!という強い思いを持っているということですね。
(坂野)
そうですね。ベンチャーに集う面々からスピリットを感じます。ある種、好きなことをしたい人たちの巣窟のように思えますね。そういえば、入社当初は、メンバーの経歴を拝見し物凄く驚きました。やはり東大研究室の流派が強いこともあり国内外有名大学の博士号保有者がごろごろといて、ある意味異様な面々がそろっているなと思いました。
ただ一方で、今は、そういった日本でもとりわけ優秀なData Scientistの能力を最大限に発揮させる仕組みを作ることが我々の仕事だととも感じております。今、「社員数に対してプロジェクトが増えており、人手が足りない!」とCOOの佐藤も言っていますよね。私もそのように感じていて、これから、JDSCが組織拡大しながらプロジェクト運営を高度化するためにも、コンサルやSIer経験者の方々の採用に力を入れたいです!