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【性別】女の子扱いが嫌だ ~前編~

「女」として扱われることが、受け入れられない。


私の性別

私は、紛れもない「女」である。

生物学上も女だし、性自認も一応女。
恋愛対象は多分、男だと思う。

でも、「女」という性別であることに、
私はずっと悩んできた。

私は、「女」として見られることが、受け入れられない。


私と母

母は、いわゆる「女の子らしい」ことを、私にさせなかった。

幼稚園生のころは、一応スカートを履いたり、
ワンピースを着たりしていたらしい。

でも、小学生のころは、ずっとズボンを履いていた。
髪を結ぶこともしなかった。

中学生になって、制服を着ることになって、
久しぶりにスカートを履くことになった。

それでも、私服はズボンだけだった。

高校生になって、もっと「普通」になろうと思って、
ロングスカートやワンピースを着るようになった。

そして、母から離れて、やがて「女の子らしい」友達が増えて、
自らそういう服装を選ぶようになった。


私とアイドル

私は、小さいころから、男性アイドルが好きだった。

それから私は、「かっこいい」に憧れるようになった。

キャーキャー言うけれど、
「私もああなりたい」と思っていた。

高校生まで、男性アイドル一筋で、
ずっと「かっこいい」が好きだった。

女性アイドルを好きになったのは、大学生になってから。

女性のK-POPアイドルを好きになったことで、
美容やメイクに興味を持つようになった。

少し、「かわいい」への抵抗は減ったけれど、
それでも、「かっこいい」への憧れは消えなかった。

正確に言うと、「綺麗」は好きになったけれど、
「かわいい」は今もあんまり好きじゃないのかもしれない。


私と恋愛

私の人生における「恋愛イベント」は、大きく3つある。

1つ目は、中学生のとき。
同級生の、賢い男の子を好きになった。

でも、付き合いたいとは全く思わなかった。

彼と知的な会話をすることが楽しかった。
彼と同じくらい、賢くなりたいと思っていた。

2つ目は、大学1年生のとき。
ゼミで一緒になった、同学年の男の子に、告白された。

健全なデートを重ねて、3回目のデートで告白されて、
正直好きじゃなかったけど、付き合うことにした。

別に悪い人ではないと思ったし、一緒にいるうちに好きになれると思った。

でも、「女」として見られることに、耐えられなかった。
気持ち悪いと思った。

スキンシップを求められることが辛くて、
結局すぐに別れた。

3つ目も、大学1年生のとき。
同じ授業の男の子を好きになった。

彼は、他の男の子よりも賢く見えた。

共通の友達と恋愛相談をし合って、
なんとなく食事に誘ったりしていた。

上手くいかなかったけれど、でも、
「付き合わなくて済んでよかった」と、本当は思っていた。

別に、彼のことは好きだけれど、
付き合いたいとは思えなかった。

彼に女の子扱いされたいと思わなかったし、
スキンシップを取りたいとも全く思わなかった。

結果、今は恋愛しなくてもいいと思うようになっている。

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