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魅力満載!カンボジアの地理的優位性と主要都市:ビジネスも観光も
こんにちは!JCI LABのインターン生、まるこです。
JCI LABは、カンボジアと日本のビジネスを繋ぐことをミッションとしています。カンボジア情報をお届けし、カンボジアファンを増やしたい。そして両国をいろんな形で繋ぐことを夢見ています!
記事執筆のためにカンボジアについて調べていると、「ASEANの中心に位置している」などと地理的な優位性についての話がでてきます。しかし個人的には、それこそシンガポールなどは世界中の物流や金融のハブというイメージがありますが、カンボジアはいまいちイメージがつかず…、というかカンボジア地理感覚がない!
ということで今回は、カンボジアの地理について調べてみました。
カンボジアは東南アジアの中心に位置していて、タイ、ベトナム、ラオスと国境を接しています。島国日本からだと外国へは飛行機か船を使わなければなりませんが、カンボジアとその周辺国間では陸路での移動・輸送が可能なのです。
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さらに、首都プノンペンは「南部経済回廊(Southern Economic Corridor)」に位置するというのも重要なポイント。南部経済回廊は、大メコン経済圏の主要道路の中で最も多くの人口が集中し、経済性や生産性が高いとされています。タイ、カンボジア、ベトナムを結び、地域内の物流と貿易を大きく促進しています。
確かに、東南アジア屈指の大都会バンコクとホーチミンを結ぶ道に位置するというのは注目すべきですね。
またカンボジアの地理といっても、プノンペンとシェムリアップの名前くらいは聞いたことあるけど、その位置関係や他の地域についてはあまり知らない、という方も多いのではないでしょうか。そのあたりも含めて、カンボジアの魅力を掘り下げてみたいと思います。
プノンペン
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プノンペンは、カンボジアの首都であり、同国の政治、経済、文化の中心地です。メコン川、バサック川、トンレサップ川が交差する位置にあり、川沿いの美しい景観が広がっています。カンボジア最大の都市であるプノンペンは、多くの歴史的建造物や文化的遺産を持ち、急速に発展する現代都市としての顔も持ち合わせています。
ビジネスハブとしてのプノンペン
プノンペンは政治・経済の中心地として発展を遂げ、国内企業の本社機能が集積するとともに、メコン川を活用した物流拠点としても機能しています。また、カンボジア最大の消費地でもあり、国内市場への窓口の役割を果たしています。さらに経済特区の設置により、外資系企業の進出拠点としての役割も担っています。
観光地としての魅力も沢山!
プノンペンには王宮や博物館といった歴史的建造物から活気あるマーケットまで、様々な観光スポットがあります。
夜にはナイトマーケットや、リバーサイドエリアの夜景を楽しめるバー、レストランがあります。
カンボジア人スタッフが厳選したスポットは過去記事で紹介しているので是非ご覧ください。
そして、プノンペンはカンボジアの他地域と比べても交通インフラが発展しており、移動手段が充実しています。
私の実体験でも、日本にいるときより歩く距離が少なかったです(笑)
プノンペンの移動手段は下の記事で紹介しています↓
都市の現代化と将来の展望
急速な都市開発が進むプノンペンは、現代的なビルやショッピングモールが増加し、都市の景観が一変しています。その一方で、伝統と現代が融合した独特の魅力を持ち続けています。外資による開発も盛んに行われており、インフラ整備も進み、プノンペンはアジアの重要なビジネスハブとしての地位を確立することが期待されています。
シェムリアップ
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プノンペンの北西300kmに位置するシェムリアップは、9世紀から15世紀にかけて栄えたクメール王国の古代寺院で有名です。かの有名なアンコールワットは、シェムリアップにあるアンコール遺跡群の1つです。
豊かな歴史遺産:アンコール遺跡群
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アンコール遺跡群で一番有名な、アンコールワット。ここから望む朝日は人生で一度は見てみたいものです。
そしてこのアンコール遺跡群、実はアンコールワット以外にも魅力的な遺跡が多数あるのです。
下の写真は、ベンメリア遺跡。「天空の城ラピュタの世界観」とよく言われている場所です。
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私も一度訪れましたが、他の遺跡とは一線を隠した雰囲気でとても印象にこっています。
遺跡だけじゃない!シェムリアップの観光スポット
さらに遺跡だけではありません。シェムリアップには旧市街と呼ばれるエリアがあり、活気あふれる街並みが楽しめます。
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旧市街には、レストラン、カフェ、バー、土産物店などが軒を連ね、夜になるとライトアップされて幻想的な雰囲気になります。
また、市の南にあるトンレサップ湖は東南アジア最大の湖として知られており、湖岸に立ち並ぶ浮き家で100万人以上が生活しています。
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シアヌークビル:カンボジアの物流・産業の中心地へ
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続いてシアヌークビル。一度くらい名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
近年、治安の悪化など良くないイメージがついている場所でもあり、それは一部事実です。ですが、湾岸都市や観光都市としての期待が高まっているというのもまた事実。夜は出歩かない、など途上国で過ごす際の基本的な注意事項に気をつける必要はありますが、目が離せない地域の一つです。
カンボジア唯一の深水港
カンボジア南西部に位置するシアヌークビルは、同国唯一の深水港を有する港湾都市です。近年、この地域では大規模な開発計画が相次ぎ、今後のカンボジアを牽引する中心地としての発展が期待されています。
深水港とは、大型船舶が入港できる、水深が深い港湾です。
従来の港では入港できなかった大きな船が寄港できるようになり、貿易量の増加や物流の効率化につながります。現在はカンボジアで深水港があるのがシアヌークビルのみであるため、物流の要衝となっています。また大規模な拡張工事が控えており、その役割を一層高めることが期待されています。
そして、シアヌークビルには日本の円借款事業で整備された経済特区があり、日系企業も進出しています。
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その一つ、イオンは2023年にシアヌークビル経済特区内に保税倉庫を開設しました。この保税倉庫は、イオンの新たな物流拠点として機能することが期待されています。カンボジアの経済成長に伴い消費需要の高まりが見込まれている中、イオンは、この保税倉庫を活用して、カンボジア国内への商品供給体制を強化する計画です。
シアヌークビルが物流拠点としての動きを活発化させていることが伺えます。
高速道路の開通により物流拠点としての期待大!
こうした開発計画を後押ししているのが、2021年11月に開通したプノンペン-シアヌークビル間の高速道路です。これにより両都市間の移動時間が従来の8時間から2時間に大幅に短縮され、物流面での利便性が格段に向上しました。
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カンボジアの南の玄関口であるシアヌークビルには、今後の発展が強く期待されています。港湾、都市基盤、産業集積の三位一体となった開発が進み、カンボジア経済の中心地としての地位を確実に高めていくことでしょう。
カンボジアNo.1のビーチリゾートも
このようにカンボジア経済における要衝として注目されている一方、同国有数のリゾート地でもあります。
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近年、シアヌークビルが世界の美しい湾を選ぶ「世界最美湾クラブ」に入ったことにより、一層リゾート化が進んでいるそうです。
カンポット
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カンポットは、カンボジア南西部に位置する州都であり、胡椒の産地として有名な街です。
名前を聞いたことがない方も多いかと思いますが、美しい自然に囲まれ、近年は観光地としても人気が高まっています。
カンポットといえば、胡椒。
カンポットは、世界最高級と称されるカンポット胡椒の産地として有名です。
19世紀後半からフランス植民地時代にかけて胡椒栽培が盛んになり、独特の風味と香りを持つカンポット胡椒は世界中に輸出されています。
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上の写真は、塩漬け胡椒です。
塩漬け胡椒とは、胡椒の緑色の果実を塩水に漬け込んだもので、完熟前の胡椒のフレッシュな香りと、塩のまろやかな風味が絶妙に調和した、まさにカンポット胡椒ならではの味覚なんだそう。
ステーキや魚料理、サラダ、チーズなんかと一緒に食べると美味しいみたいです。結構万能ですね。私は胡椒が好きなので、とても気になります!
日本からでもオンラインショップなどで変えるようなので、皆さんも是非試してみてください。
カンポット港:カンボジア南部の新たな玄関口
こちらの記事によると、2024年第3四半期にはカンポットに新しい港がオープンする予定とのこと!
この港は、カンボジアを他の地域諸国と繋ぎ、クルーズ船の玄関口となるそうです。
港の建設により観光客の増加が見込まれ、雇用の創出なども含め、地元経済に大きな活性化をもたらすと期待されています。
環境や地元住民の生活への配慮が欠かせませんが、カンポットがより多くの人を惹きつけられるようになるといいですね!
私も、ベトナムやタイからクルーズ船が出るようになったら行ってみようと思います^^
終わりに
さて今回は、カンボジアの地理・今注目すべき地域の紹介を行いましたが、いかがでしたでしょうか?
内容は絞ったつもりだったのですが、観光、経済と盛りだくさんになってしまいました。みなさんも知らなかったことがあったのではないでしょうか?
どの地域も魅力たっぷりでしたが、ADBなどの支援や外資により大規模な開発が続いていて、これからに更に期待できる地域ばかりです。
これを機に、カンボジアのまだあまり知られていない地域やその側面に興味を持っていただけたら幸いです^^
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