487 会社のカルチャーとWeb活用。(稲田)2024/2/7
BtoBのWeb活用で定石はあるけれど再現性が難しいのは「会社のカルチャー」が変数として大きいからだと思っています。もちろんリソースや予算、商材関わるのだけど、「これからWeb活用を始めよう」という地方中小企業の場合は無視できない。社内推進できるかどうかはカルチャー次第だったりしますよね。
じゃあ、どんなカルチャーだとWeb活用に向いているのか?となったら一言でいえないのが難しい。そもそも社風なんて無形な現象を一言でいうことが無理です。
ただ、経験上いえるのは「上司や経営層の目よりユーザーの利便性を優先する」という社風のBtoB企業はWeb活用に向いています。逆に「ユーザーの利便性やベネフィットより上司や経営層の目を気にする」企業は向いていません。それはそうなんですよね。Webはユーザーが自発的に訪れる場なので。
わざわざ来店してくれたお客さんを全然もてなさないで店長の機嫌ばかりに全集中しているお店なんてはやるわけがない。お客さんの都合を全然考慮しないで、消しゴムを買いに来た人に「50周年記念のフライパンをぜひぜひ!50周年!50周年!」とでっかい赤字で書かれた看板だけぐいぐい押し付ける店が繁盛するわけない。
こうやって説明したらその異様さは伝わりやすいかと思うのですが、そんなWebサイトは山のようにあります。そして企業のカルチャーはそういった「異様さ」が異様だと思わなくなってくるんですよね。自覚できない。カルチャーとはその中でのみ通用する文化やルールだからです。だから難しい。
解決策を知らないので(人様の文化になんて手が出せない)、Web活用に向いている企業様となるべくお仕事をしたいなあと思っています。
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