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368 「そういうの探してた!」って誰かに喜んでもらえるために。(稲田)2023/5/23
事業領域がABCDと点在している製造業の場合、事業単体で見たら平凡かもしれないけれどA+BやD+C、B+Dの組み合わせで見たら「選ばれる理由」が生まれるかもしれない。でも、どの組み合わせにニーズがあるのか。ぶっちゃけ、やってみなければ分かりません。そんな時こそWeb活用が向いていると思っています。
その場合、事業領域ABCDそれぞれに特化したWebサイトを小さくてもいいので作るのがよいかもしれません。多分ユーザーはA+BやD+Cの組み合わせで検索なんてしないので。AをやりたいユーザーはまずAで調べる。SEOでも広告でもいいからAで流入してもらい、Aができる上でBもできる。またはCやDもできることをユーザーに発見してもらう。
もちろん90%のユーザーには響かないかもしれませんが気にしなくていいんです。「そういうの探してた!」という10%のユーザーに出会うのがWebの本丸なので。「自社にマッチしたユーザーがどこにいるのか分からない」という場合、最初からゴリゴリに絞るのではなく「分からないからまずは探してみよう」のマインドでWeb活用を始めてみることが必要です。あまり語られませんが製造系BtoBでは大切なスタンスだと思っています。転職とかでよくある「スキルの掛け算」ですよね。デザイナー × ライティングとか。
技術や設備がコモディティ化して自信を失っている製造系の中小企業様を時おり見かけますが、しょんぼりするのはまだ早いです。自分たちの価値を決めるのはあなたではありません。ユーザーです。まずは片っ端から掛け算して、自分たちのできることを可視化しましょう。誰かが「そういうの探してた!」って喜んでくれるかもしれません。落ち込むのは全部やり切ってからにしましょう。
関連note
どんなことでもコンテンツにしておけば、いつか誰かの役に立つ。