111 自分のルーティンと大切にしていること。(稲田)2022/4/20
ぼくが所属するWeb制作会社JBNの制作ユニットでは毎日の朝礼で当番制の発表があります。毎回テーマが決まって、当番の人は一人ずつ発表していくスタイル。
今回のテーマは『自分のルーティンと大切にしていること』。明日がぼくの当番なので、発表用のテキストと共に日報としてここに書いておきます。
自分のルーティン
毎日アウトプットをする
仕事で気づきや発見があったらメモがわりにツイート
1日の終わりにnoteにまとめる(改めて深掘りする)
アウトプットの習慣化に役立ちます。
また、テーマ毎に「自分の思考を深掘りできる」「思考の連続性を保てる」というメリットもあります。
アウトプットの例
上記のツイートは仕事をしていて、「採用はカルチャーフィットが大事」という記事を読んで、「正論だけど、そもそも自社カルチャーを他者に理解してもらうことは難しい」と思ったことが起点になっています。
結果的に下記のnoteにまとめました。
このルーティンを始めたのは2年前の2020年からです。業務としてBtoB企業のWebマーケ支援をしなくてはならなくなりましたが、知見がゼロの状態でした。これは日常的な「学びの環境」を作らなければどうしようもないと思ったからです。
やり始めたらすぐに「Twitterにメモして、noteにまとめる」がアウトプットに最適だと気づき、2020年当時に下記のnoteにまとめています。
日常的な「学びの環境」をつくる
学びの環境として自分が重視したのは以下の3点です。
日常的にできること
アウトプットを恐れないこと
継続できること
これをメソッドとして落とし込んだのが前述のルーティン(毎日Twitterにメモして、noteにまとめる)です。
もう少し詳しく分解すると下記が必要要素になります。
1. 日常的にできること
学びのための時間を新たに大きく取れないので、日々の仕事の中でできることにしました。毎日仕事をしていれば、大なり小なりの発見や気づきはいくらでもあります。それらをスルーしないで何かある度に「観察・分解・整理」を心がけました。
詳細は下記のnoteにまとめています。
2. アウトプットを恐れないこと
個人的な資質として「書きながら考える」「考える=書く」という能力を持っているのでそれを活かすことにしました。日々の仕事で「本当かな?」と思ったり、「もしかしたら」と思ったらメモがわりにツイートする。記憶のスケッチのような感覚です。そして、一日の終わりにnoteで改めてまとめる。日中のスケッチを元に改めて考えます。思考の深掘りになり、思考の持続性が保てるので、Webマーケティングについての学びの場として大いに役立ちました。
Webマーケについての知見はゼロだけど、支援する側になるというジレンマが2020年にありました。そのジレンマを解消するために「毎日考える」「考えたことを公表できないと支援の資格はない」と規定し、個人名で公表するように心がけました。当時は素人に近いので、Webマーケティングという単語を使うこと自体が恐怖でしたが、マイルールにすることで無理やり乗り越えました。
「アウトプットと恐怖心」については下記のnoteに書いています。
3. 継続できること
とにかく学ばなければどうしようもないので、KPI(重要業績評価指標)を継続性にしました。「学ぶ」という現象的な目的を達成するために一番わかりやすかったからです。また、デザインスタジオ・エルのハラヒロシさんを見ていても、「学ぶ・継続する・成長する」は不可分の関係らしいと思えたからです。また、継続するためにも「日常的にできること」の枠組みは重要でした。
そして、やってみて分かったことですが、継続性に一番役立つのが「習慣化」でした。何かを継続するためには「がんばる」ではなく、「習慣にする」が一番効率がいい。このスキルを経験から得られたのは大きな収穫でした。何か新しいことをチャレンジするときに迷わなくて済むからです。最初の目標は「習慣化」にすればだいたい間違いありません。習慣化については下記のノートに詳しく書いています。
2年で「292本の記事」と「学びの環境づくり」
「日常的にできること」「アウトプットを恐れないこと」「継続できること」これらを組み合わせて習慣化できた結果、『Web制作/Webマーケティングのこと』として書いた記事は2年で292本になりました。
2年間、ほぼ隙間なく書いているので、KPIである継続性は十分に達成できていると思います。また、本来の目的である「学びの環境」も形にすることができました。Webマーケティングについても思考の深掘りと思考の継続性を得ることができました。それがあるから日々の実践に思考を掛け合わせることができます。
大切にしていること
1. 実践と思考の両立が大切
「実践と思考」の両立が知見獲得にはかなり重要だと思っています。知識だけあっても何の役にも立ちません。実践は日々の業務で生まれますが、思考の場は自分で用意するしかありません。誰かが用意してくれるものではないので。実践を流してしまうのではなく、思考も並走して行ってきたおかげで少なくとも2年前よりは成長していると思います。
2. Webマーケティング支援で大切にしていること
宮坂さんが発表していたのとぼくも同じです。
Webディレクターの仕事も、Webマーケティング支援の仕事も共通していることは「顧客との信頼関係の醸成」だと思っています。遠回りのようですが、これが一番確実で互いに得ることが大きい方法論だと思います。ロジックで人は動かないし、支配で動かしてもいけません。信頼してもらうのが一番です。そのために必要な3要素だと思っています。
「信頼関係の醸成」についても下記のnoteでまとめています。
3. 信頼関係の醸成
上記のnoteはWebマーケ支援をしているBtoB企業のハーモ様がスタート時からすごく信じてくれたので(おかげで成果も出ました)、「何でそんなに信じてくれたのですか?」と率直に尋ねてみた内容です。
下記はお客様からいただいたお返事です。「信頼関係の醸成」というと現象的で掴みづらいですが、何かしらのヒントがあると思っています。ぼくはとても勉強になりました。
お客様からいただいた返事を分解して整理したのが下記になります。
お客様からの評価共通点
顧客の業界・ビジネス・商材を理解しようとする姿勢
先回りして準備し、新しい打ち手を絶えず提案すること
レスポンスが速いこと
専門用語を使わず、平易な言葉で説明すること
Hubspot導入時の金子さんの説明が丁寧で分かりやすかったこと
大切にしていることのまとめ
自分の学びについては「実践と思考」の両立
クライアントワークについては「信頼関係の醸成」
信頼関係に役立つのが下記の3点です。
事前の準備を怠らないこと(資料作りや顧客事業・市場の理解)
分かりやすく伝えること(先方社内で通用する言葉で話す)
約束を守ること(信頼の源泉になる)
以上が自分のルーティンと大切にしていることです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?