「清田五郎」
こんにちは団土也(だんつちや)です。公団住宅で外周管理をしています
この団地に清田さんと言う人が住んでいます。山形出身で70才くらいの痩せ型で、滅多に笑わないのに何処か面白く、趣味はゴミ捨て場を物色する事!
昔はゴミを持ち帰る事にそれほど神経質になってない時代で、粗大ゴミの日などは自転車に使えるゴミを山積みにして持ち帰る人がいっぱいいました
いつも、シャツのボタンを一番上まできっちり閉め、短めのズボンの裾を靡かせて小走りに駆け寄って来るのです
先日も「面白い物拾ったよ!歴史好きでしょう?これ上げるよ」とくれたのが立派な木箱に入った「昭和天皇の歴史」なる本とビデオテープのセット
内容は悲壮感が漂う堅苦しさ全開で、文中にやたらと「嗚呼」と言う字が多い!
これはいわゆる極めて右系の人達が何かの記念に作った物だろうか?
清田さんはそんな事全く理解していない様子でしたが、まぁせっかくだからもらってはおきましたが…
あとびっくりしたのは、大っきな三面鏡をいそいそと持ち帰っていた時です!錦絵の様な布カバーに包まれた鏡は何処か怪しく美しかった…
また別の日「この前、能面を拾ったんだよ!伝統芸能の能を舞う時に着けるお面だよ!結構古くてさ、見てるとすーっと引き込まれそうな感じになるんだよ!👺今度、着けて踊ってみようかと思ってるんだ!欲しかったらあげるよ?」と言って来たので
私は丁重に断って「お面を着けるのは辞めた方が良いよ」と、言おうと思いましたが止めました…
彼からはその後も様々な物をもらいましたので、またご報告したします