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非水百花譜 第7輯




ひなげし/雛罌粟
ヨーロッパ原産のケシ科の一年草。虞美人草、コクリコ、シャーレイポピーとも呼ばれる。
フランスやポーランドなどの国花として有名である。


びやうやなぎ/未央柳
中国原産。日本へは江戸時代に中国から渡来した。ビョウヤナギとも通称するが、園芸的な呼び名であり植物名としては誤り。


あかつめくさ/赤爪草
紫詰草のこと。ヨーロッパ、西アジアおよび北西アフリカ原産、世界中に移入されている。
日本には全国に分布し、シロツメクサと共に牧草として明治以降移入されたようである。


こひるがお/小晝顔
ヒルガオの類似種。名は、ヒルガオよりも花が小さいことに由来する。


はうちやくそう/寶鐸草
寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾りに、花が垂れ下がって咲く形状が似ていることから名づけられた。



杉浦非水 著『非水百花譜』第7輯,春陽堂,大正9-10.
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13702609


※キャプションは、上段は原本のまま。下段があるものは追記(弊社)。


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