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非水百花譜 第9輯




あさがほ/朝顔
日本で最も発達した園芸植物で、古典園芸植物のひとつでもある。



のぶだう/野葡萄
ブドウやヤマブドウに似ることもあるが、別属であり、特に果実は葉と交互につくなどブドウ類とは異なる。


てつぽうゆり/鉄砲百合
日本の琉球と台湾が原産である。
1777年にスウェーデンの植物学者カール・ツンベルクによって記録され、医師フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトもそうした紹介に携わり、その球根は1819年にイギリスに持ち込まれる。


くさけうちくたう/草夾竹桃
和名の「クサキョウチクトウ」は、渡来した明治時代から呼ばれているが、
キョウチクトウ科とは全く関係がない。


れんげう/連翹
中国・朝鮮原産。日本への渡来は古く、渡来年代は不明であるが、出雲国風土記や延喜式にも名前が見られる。


杉浦非水 著『非水百花譜』第9輯,春陽堂,大正9-10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13702611


※キャプションは、上段は原本のまま。下段があるものは追記(弊社)。

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