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【ホラー小説】eaters

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note創作大賞2024【ホラー小説部門】応募作品 「eaters」 血の匂いにあらがえないアペタイトホラー
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記事一覧

【ホラー小説】eaters 第21話(最終話)

◆あらすじと各話は、こちらから  一週間後。  この日の午後、鮫島は製薬会社の研究所に来…

備雲ジュラ
4か月前
4

【ホラー小説】eaters 第20話

◆あらすじと各話は、こちらから  洗面所で床に倒れていた良一と、その腹に顔をうずめていた…

備雲ジュラ
4か月前
2

【ホラー小説】eaters 第19話

◆あらすじと各話は、こちらから  翌朝。   「お父さん、まだ? 私、急いでるんだけど」 …

備雲ジュラ
4か月前
2

【ホラー小説】eaters 第18話

◆あらすじと各話は、こちらから 「あの水槽を見て」    小百合に言われ、瀬奈は水槽に目を…

備雲ジュラ
4か月前
4

【ホラー小説】eaters 第17話

◆あらすじと各話は、こちらから  瀬奈が出ていったドアを見つめたまま、小百合はしばらくの…

備雲ジュラ
4か月前
3

【ホラー小説】eaters 第16話

◆あらすじと各話は、こちらから  今日は終業式。  教室の中は、珍しく朝から静かだ。  明…

備雲ジュラ
4か月前
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【ホラー小説】eaters 第15話

◆あらすじと各話は、こちらから  瀬奈と真由子は神社に向かっていた。   「どんな猫なの?」    鳥居をくぐりながら、真由子が訊いてきた。  猫と聞いて、興味津々の様子だ。   「白くて、ちっちゃくて、すごくカワイイよ」    瀬奈が言ったあと、社の裏辺りからカラスの騒がしい鳴き声が聞こえた。   「まさか、カラスに襲われてるんじゃ……」    心配で足を速める真由子に、瀬奈も続いていく。    社の横を通って裏側に来た時、真由子の足が止まった。  六羽のカラスが何かに群

【ホラー小説】eaters 第14話

◆あらすじと各話は、こちらから  弁当事件があった翌日、真由子の友達は瀬奈に謝ってきた。…

備雲ジュラ
4か月前
2

【ホラー小説】eaters 第13話

◆あらすじと各話は、こちらから  数日経った頃、学校では二年生の女子生徒が行方不明という…

備雲ジュラ
4か月前
2

【ホラー小説】eaters 第12話

◆あらすじと各話は、こちらから 「ただいま」 「おかえりなさい。お腹は空いてる?」 「食べ…

備雲ジュラ
4か月前
4

【ホラー小説】eaters 第11話

◆あらすじと各話は、こちらから  翌週。  小百合は良一と瀬奈を送り出したあと、家の掃除…

備雲ジュラ
5か月前
2

【ホラー小説】eaters 第10話

◆あらすじと各話は、こちらから 「……陽向?」    突然、目の前で陽向が消えた。    陽…

備雲ジュラ
5か月前
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【ホラー小説】eaters 第9話

◆あらすじと各話は、こちらから 「……ただいま」 「おかえりなさい」    家に着いた瀬奈…

備雲ジュラ
5か月前
3

【ホラー小説】eaters 第8話

◆あらすじと各話は、こちらから  放課後、学校の前で小百合の車が待っていた。   「瀬奈、学校はどうだった?」 「うん、なんともなかったよ」 「よかった」    安心した小百合は、車を走らせた。   「今日ね、初めてクラスの人から声を掛けられたの。それも二人だよ!」 「瀬奈は可愛いんだから、素顔を見たら誰だって話したがるでしょ」    興奮気味に話す瀬奈に、小百合まで嬉しくなってくる。  親バカと言われようが、瀬奈の可愛らしさは目に入れても痛くないほどだった。   「その子