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生きる意味②

生きる意味を考える中で生物学的に考えることも重要である。・

なぜ生物には生死があるのか。
生物は世代を次世代に残すことでより環境に適応するように形を変えることができる。特に有性生殖をする生物であれば、同じ形質を持った生物が何百年も生きているより、違う形質を持ったものが存在した方が、種の存続の可能性が広がる。また生死のシステムを残すことで、常に新しくなった個体として存在することができる。死は、種の存続のために効率の良いシステムである。

しかし、さらにその先の未来のことを考えて欲しい。その受け継がれた遺伝子はどうなるのか。何万年と種の存続に成功した生物はその先に何が待っているのか。生物の歴史は面白い。いずれ種が滅びる時が来るのだ。或いは地球もまた生物が存在できなくなる時代が来るだろう。
宇宙まで話を広げると取り返しがつかなくなるので、ここで地球宇宙の話は終わりにする。

その人がなぜこの世に生きたのか。だれも答えを出すことはできない。子供を作ることが生きる意味。では子供を作れなかった或いは作らなかった人は幸せじゃないのか。お金持ちに成って大豪邸にすむのが生きる意味。では、豪邸に住めなかった人は生きる意味がなかったのか。

生物学にとって生きる意味は、種の存続だと考えられるが、その先のこと考えられる我々人間は、生きる意味の答えを見つけることは難しい。

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