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「普通の暮らし」では資産は築けない理由

 日常生活の中で、「普通」の暮らしを追求していると、実はその「普通」が家計に大きな負担をかけているかもしれません。

 たとえば、住宅費、車の維持費、子供の教育費。
 これらをすべて「普通」に揃えようとすると、将来の資産形成に影響が出る可能性があります。

 でも、心配しなくて大丈夫。この記事では、その問題にどう対処していけばいいか、一緒に考えていきましょう!

住宅費は「手取りの22%」が目安

 まず住宅費から見てみましょう。
 よく「住宅費は手取りの30%まで」と言われますが、実はこれでは資産を築く余裕がなくなってしまいます。

 私が提唱している家計の4分割ルールでは、固定費、変動費、豊かさ創出費、貯金・投資にそれぞれ25%ずつ割り当てています。

 固定費には保険料も含まれるため、住宅費は手取りの22%くらいが目安になるんです。

 これからの例は、手取りが30万円を例に考えていきます。
 
 この場合、6万6千円くらいがちょうど良い住宅費の目安です。
 このくらいなら、家計に無理なく支払いができて、将来の貯蓄にも余裕が持つことができますね。

車の維持費にも注意

 次に車の費用を考えてみましょう。
 夫婦で車を2台持ちとして、メインにファミリーカー、サブでコンパクトカーを所有している場合を考えてみましょう。

 この場合、最低毎月8万円ほどの費用がかかることことになるんです。

 これは車両代の積立(期間は10年間で計算)や車検代、ガソリン代、自動車保険、タイヤなど消耗品代のなどを含んだ金額になります。

 月30万円の収入の場合、25%である7.5万円を超えるほど大きな負担となってしまいます・・・。

 もし車が必須の場合も1台に減車できないのか、必須ではないなら、公共交通機関やカーシェアリングを活用する等コストを削減する方法を検討してみましょう!

子供の教育費は早めの計画がカギ

 子供の教育費も、かなりの負担となります。
 例えば、子供が2人いると、1人あたりの大学費用に700万円、合計で1,400万円が必要です。

 これを子供が生まれた直後から18年間で貯めるには、毎月6万5千円を積立てるか、年利5%の投資をした場合でも毎月5万3千円が必要です。

 さらに、習い事などの費用が月に2万円かかることもあります。

 早めに計画を立て、どのくらい貯めれば良いのか、投資した場合はどうなるのか等を把握しておくことが重要です。

 計画的に進めることで、無理なく教育費をカバーできるでしょう。

豊かさ創出費で暮らしにメリハリを

 「豊かさ創出費」というのは、自分の生活を豊かにするために使うお金のことです。
 私の提唱する家計管理法では、この豊かさ創出費にも手取りの25%を割り当てています。

 これはモノの購入だけではなく、自己成長や経験、趣味に使うお金です。

 たとえば、趣味や自己投資にお金を使うことで、生活の質が向上し、将来的にも満足度の高い人生を送ることができるでしょう。

 このカテゴリーについても、ちゃんと25%に収める必要があります。

最後に大切な「貯金と投資」

 貯金と投資は、将来の安心を手に入れるために欠かせません。
 手取りの25%を貯金や投資資金として確保することで、無理なく資産形成が進みます。
 
 投資については、
  ①万一の場合に備えた生活費(毎月の生活費×75%の3ヶ月~6ヶ月)  
  ②今後3年以内に予定される費用分
を貯金できたのであれば、投資に取り掛かることも有効な手段ですよね。

 投資をすることで、貯金だけでは得られないリターンが期待でき、より効率的に資産を増やすことが可能です。

 私としては、投資をするのであれば、最低限①と②を準備した上で、複数のインデックスファンドによる分散投資をおすすめします。

 いずれ投資についても、詳しく記事にしていきたいなぁと考えています。

まとめ

 世の中で一般的とされる「普通の暮らし」を追求するだけでは、将来の資産形成に影響が出てしまう可能性があります。

 しかし、家計を固定費、変動費、豊かさ創出費、貯金・投資の4つに分け、それぞれに手取りの25%を割り当て、各カテゴリー内に収まるように管理することで、無理なく簡単に家計管理ができます。

 特に、
   ・住宅費は手取りの22%に抑える
   ・車両費の必要性や代替案を検討する
   ・教育費は計画的に進める
ことで、豊かさを実現しながら将来の備えができるのです。

 自分の暮らしを少しずつ見直し、無理なく豊かな未来を目指していきましょう。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。 
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