SNSをはじめると、私が必ずぶつかる壁
こんにちは、みずきです。
2024年10月から、「過去の自分へ手紙を書く」をコンセプトにnoteをはじめました。
noteにも「スキ」機能や「フォロー」機能があって、コメント欄等で相互コミュニケーションをとれるので、「noteもSNSなんだなあ…」と、しみじみ感じています。
SNSが苦手な話
そんな私は、SNSがちょっと苦手。
いや、嘘。けっこう苦手。笑
1年ほど前まで、Xのアカウントを持っていました。
小さな頃から人の目ばかりを気にして、自分の気持ちを置き去りにする癖がついたまま大人になった私は、そんな自分を変えるきっかけを求めてSNSをはじめたのです。
うーん、違うか。
今の仕事に漠然とした違和感や将来への不安を覚えて、副業をしてみようかと、ブログ運営を視野に入れて、とりあえずX(当初はTwitter)からはじめてみた、というのが偽りのない正直なところ。
情報収集と、自分の考えを発信するという小さな実践へのチャレンジでした。
フォロー数0、フォロワー数0。
何からすればいいのかよくわからないまま、とりあえずブログ界や副業界で有名な方を数名フォローして、あとはおすすめに流れてくる投稿たちを読んで、共感すれば「いいね」を押して、ドキドキしながらコメントを書いて。
自分でもちょっと思ったことを投稿してみたりして。
やってみたら、数人の人が反応をくれて、嬉しくて、その方の投稿を読んで、また反応を返して…と、思っていた以上に早く、簡単に、スルスルと私の世界は広がっていきました。
SNSを通して、知らなかった世界にアクセスして、どんどん視野が広がっていくのが、すごく楽しかったことを、覚えています。
自分の投稿に「いいね」がつくと、自分の意見に共感され、自分自身が肯定されたような気がして、その小さなハートマークひとつに一喜一憂したこととも、覚えています。
でも、「いいね」や「フォロー」の裏側にある、純粋な共感以外の意図が見えた時、私はこのSNSというものに、途端に嫌気が差しはじめるのです。
本当にいいなと思っていなくても、「いいね」ボタンを押すし、本当にフォローしたいと思っていなくても「フォロー」ボタンを押す人がいるんだ…と気付いた時の、あの違和感。
自分の投稿を見てもらいたいから。
自分のビジネスの顧客になってもらいたいから。
たかがボタンひとつですが、私には明確にその意図が読み取れました。
別に、その活動が悪いことだとは思いません。
ビジネスをするには必要なことでしょう。
私だってそれが必要だと思えば、する日が来るのかもしれません。
でも、今の私は、それが嫌いです。
私は、私が純粋に好きだと思ったものに「いいね」をしたいし、もっと投稿を見たい、知りたいと思った方を「フォロー」したい。
だから、そうじゃない「いいね」や「フォロー」をされることに対して、どうしてもモヤっとしてしまうんですね。
結果として副業もブログもやらなかったこともあって、私にとってXはだんだんと居心地が悪くなり、ひっそりとアカウントを削除するに至りました。
Xのほかにも、stand.fmという音声配信型のSNSのアカウントを所持しています。
こちらは、Xで仲良くなった友人たちとの交流を目的としてはじめたもので、今でもまだ時折投稿をして楽しんでいます。
が、このstand.fmでも、Xの時と似たようなモヤモヤを感じることが、たまにあります。
各種SNSによって交流の仕方や文化は違えど、感じるものは感じるのです。
特にアカウントを作成してすぐの頃に、多い気がします。
時と共に私も鍛えられていくのか、このモヤモヤの感じ方も、最近は随分と軽くなってきましたけどね。
このモヤモヤは、私の越えるべき壁
誤解のないように、何度もいいますが、私はその活動そのものを否定したいわけではありません。
誰かに見てもらいたいと思う気持ちは自然なもので、私も持っているものですし、だったら見てもらえるように工夫をするのは必要なことだと思います。
みんな、自分の想いを届けたいから、最善を尽くしているだけのこと。
ただ、私にとっての壁だから。
このモヤモヤを、超えていける日が来るといいな、と思っています。
そんなものに感情を振り回されない、自分でありたい、と。
だから、私はただ、自分の心を大切にしていきたいな、と思います。
私は私が好きだと思ったものをスキだと言い、フォローしたいと思う人をフォローする。
お金になるとか、ならないとかは、関係ない。
読みたいものを読みたい時に読ませていただくし、書きたいものを書きたい時に書いていく。
必要だと思ったタイミングで、自己投資と学びを繰り返していこう。
そう思っています。
私は私の感覚を信じて、自分が住みたい世界に住んでいたい。
アカウントは削除したけれど、1年半ほどXで交流を楽しんで、そしてstand.fmで新たな出会いもあり、いろいろなことを学びました。
自分の想いを言葉にして発信することを経験しました。
きちんと心からの想いを発信すれば、そこに共感する仲間が集まるということも知りました。
心から信頼できると思える友人に出会い、ありのままの自分を曝け出すことができています。
まさかインターネット上で、顔も名前も素性も知らない相手をこんなに親しく思う日が来るとは、想像もしていませんでした。
つながりにはいろいろあって、それでいいことも学びました。
「いいね」にもこだわらなくなり、そんなものに依存する必要はないことも学びました。
自分に強い承認欲求があったことも認めることができて、そんな自分を受容できるようになりました。
そのどれもが、SNSがなければ経験することができなかったものであり、また、SNSを通して私が自分と真剣に向き合ったからこそ手に入れることのできた宝であり、またそんな私と真剣に付き合ってくれた友人たちがいてくれたからできたことである、と思っています。
私は、私の心に正直であることで、これだけの宝を手に入れてきたのだから、この壁だって、きっと超えられると、信じています。
私は、私らしく、この壁を越えていくのだと、決めているのです。