今の母に思うこと
私から見た母は大人になった今でこそ、「お子様ババア」で自分のことをサバサバしていると思い込んでいるが、救いようのないほど本質的には陰湿で障害とは関係なく性格の悪い人間である。しかもサバサバと書いた時点で予想の付いた方も多いと思うが、その性格の悪さに全く無自覚なのが本当に救いようがない。
ついでに子供の頃はひょうきん者のつもりだったのか、家の中で空気も読まずに笑いに繋がらない下ネタを連呼しており、幼い私や弟の空気が凍っているのもお構いなしだった。
しかし、そのサバサバしたひょうきん者の実体は陰湿でユーモアのセンスのかけらもない、コントロール不可な不機嫌で家の中を恐怖支配する独裁者で調子の良い時は、まだ年齢が一桁の子供ですら赤面させるほど下ネタを言い、調子の悪い時は足音やドアの開け閉めの音を大きく鳴らし、恐怖せしめる独裁者で、どのみちろくなものでなかった。
ちなみに余計な知恵は働くタイプの馬鹿なので、父の前ではこういった言動はしなかった。つまり全て意図的な行動なのである。
障害があるために自己客観性と言うか把握能力に乏しい点もあるのだろうが、それでもそもそもの性格が悪く、現実に反して過剰に自己評価が高いのが母という人間なのだろう。
他に発達障害者をパートナーに持った人のエッセイなども読んでいるが、本当に私のは母はただただ性格が悪いだけなのだと思う。
障害を指摘された時、正しく知る努力や問題を重く受け止める力があればマシになったかもしれない。
あるいは、私という子供を授からず人の親にならなければ、そもそも不向きな育児のストレスもなく、まともに相談相手にすらならなかったのに子供を育てたなんて変な自信を持つこともなかっただろう。
私は本当にあの母の子に生れてきくなかったし、あの女を人の親になどしてはならなかった。
せめてあの女の身体に宿っても、産声をあげる事なく流れ落ちてしまいたかった。
ちなみに現在この「お子様ババア」の近況を軽く紹介すると、何かは具体的に伏せておくが、自分の子育ての失敗もとい、そもそも自分が人間の親にふさわしくない現実から逃避するように子供に媚びた事をしている。結局、自分に文句の言わない他人の家の子供は愛玩動物としての子供好きのあの人には都合のいいもので、自分に意見する子供は不都合で生意気な存在で不要なのだろう。
都合の良いペットを愛玩している感情と何ら変わりがないのに、この女の子供好きという思い込みや様々な自惚れは、地獄で責め苦を散々味わっても改まらないのではないだろうか。
話し合いが通じないのは私が身を以て知っているが、地獄の閻魔もどんな責め苦を味合わせても反省せず、正しい己を認識することができない母には手を焼くことだろう。
まだ当分生きているが、もしも地獄があるのならば閻魔大王すら同情してしまう。
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