オタクJK、HPV(子宮頸がん)ワクチンを打ったあとに、反ワクチンだと言われる
初カキコども…
たまにはゆるーく体験を書き記していこうと思った。
文才がないので読みにくいかもしれないが、ご了承願いたい。
長くなると思うので、いくつかに分けて投稿する。
参考にしてもらえると嬉しい。
接種までの経緯
スペック(当時)
健康体、中学三年生
美術部と生徒会掛け持ち
アニオタ
夏も終わり、受験期真っ最中。
志望校は確実に受かりそうな学校を出願したので、必死に勉強はせず、支部でイラストを漁ったり、友達と絵を描きながら駄弁ったり、ニコ動でMADをみる平和な日々を過ごしていた。
多分この頃ニコ動最盛期だった。
(まさかyoutubeがこんなになるとは)
接種のきっかけ
ある時、子宮頸がんワクチンのチラシが学校から配られた。
定期接種化される前、公費促進事業として無料で受けられる期間があり、自治体からおりてきたものだ。
そのチラシを読んだら、がんが予防できるみたいなニュアンスで説明されていた。
だって「子宮頸がん予防ワクチン」ってパワーワードじゃない?
ガンが予防できるとか、医療すごいなって多分そのとき思ってたんだろう。
家に持ち帰り母に渡すと、それを冷蔵庫に張り付けて、打ちに行かなきゃね~と軽く話していたと思う。学校でも友達ともう打った?とか話題が出ていた。
中学生の私にとって、ワクチンを打つのは当たり前すぎて、ワクチンが危険とか反ワクチンとかいう思想すら存在していなかった。
(インフルは接種した年だけ必ず罹っていたので、母から勧められても絶対打たないとは決めていた)
というか、子宮頸がん自体もいまいちピンと来ていなかった。
性教育の遅れている日本の中学生はそんなもんだろう。
母はいまなら無料だし、がんを防げるなら絶対打たせなきゃと思っていたらしい。半年ほど前に、子宮頸がんの異形成で手術していたので、娘はガンにならないでほしいと強く願っていたのだろう。
接種した
一回目・二回目の接種
学校帰りにかかりつけの小児科に行き、問診票を書き、診察室に呼ばれた。
腕が腫れたり、赤くなることもあるよという説明と、ガーダシルとサーバリックスどっちがいい?と質問を受けた。
「どう違うんですか?」と聞くと、ガーダシルのほうが新しいし、期限も長いよという説明を軽くされ、じゃあそれで、とガーダシルを接種した。
事前に、インフルエンザワクチンとは違って、肩に打つ筋肉注射だから痛いかもしれないと医者に言われていたが、実際は、え?こんなもん?って感じでほぼ痛くなかった。
今思い返すと、ほんとになんなんだよ
まさかこれで人生変わるなんて思わないよ
接種した部位が腫れたり、腕が痛くなったりはしなかった。
しかし、この頃からなんだか頭痛が増えて鎮痛剤持ち歩いたり、異様に肩が張った感じがして、友に頻繁に肩もみしてもらっていたが、絵の描きすぎか?とか思っていた。
いつも肩が痛い、張ってるという娘に母は整体でも行ってみる?と提案してくれた。
それで、イオンの中に入っている整体に週二回くらい通っていた。
ちなみに母は、受験勉強のし過ぎ?それとも通学鞄重いから?と思ってたらしい。
(娘、受験二日前までネットサーフィンしてたし、教科書全部置き勉してたからすっからかんだったよ)
三回目接種、異変
志望校にも合格し、高校一年生となった。
以前から親戚に貰ったギターをちょこちょこ弾いていたので、軽音楽部に入った。というか軽音のある学校を選んだ。
(け〇おん!の影響じゃないですが、澪ちゃん好きです)
同じクラスの子も部活に入り、仲良くなった。
5人でバンドを結成して練習していた。
新生活が始まって一か月経ったくらいのある日、HRでプリントが配られた。
そう、子宮頸がんワクチン無料期間が過ぎちゃうよの案内チラシだ。
子宮頸がんワクチン?そういや中学の時打ったな。
へえ、三回打たないといけないし無料期間迫ってるのか。
そう思い、予約を取って三回目の接種をした。
あのとき学校でプリントが配られなければ・・・
めんどくさがって行かなければ・・・
今、こんな事になってなかったかもしれない。
接種直後、腕の腫れや熱など、特に体調の変化はなかった。
しかし帰宅後、その場で倒れそうなほどきつくなって、布団に倒れこみ、そのまま意識を失うように眠っていた。
目が覚めると見知らぬ天井…ではなく、自室の天井だった。
どうやら制服を着たまま寝ていたようで、起きたら昼になっていた。
このとき違和感を感じた。
自分は帰ったらすぐに制服と靴下を脱いで、ジャージと裸足でダラつきたいタイプなのだ。
しかも、倒れるように寝ることなんて早々ない。
帰ったらニコ動のランキングみなきゃとか、あのサイトの小説更新されたかな、チェックしようとか思っていたはずだ。
…なんであんなにきつかったんだろう?
そんな疑問も忘れた数日後、異変が起き始めた。
脚の付け根に感じたことのない痛みが出現したのだ。
なんだろう、筋肉痛か?でもこんなところに?
まあ、そのうち治るだろうと思い、痛いながらも大して気にしていなかった。
しかし、痛みはどんどん酷くなる。
その日は週に一回の部活の日だった。
授業が終わり、部室へ向かっている最中に友達に告げた。
「ごめん、足がめちゃくちゃ痛いから今日部活休むわ、病院行ってくる」
急展開
病院へ
自称進学校の高校は、校則がアホほど厳しかったので、携帯の持ち込み禁止、破ったら反省文と掃除!みたいな学校だった(まあ、自分含め生徒は隠れて持ってきてたが)
校外から少し離れた所の物陰で、祖母に電話を掛けた。ここならバレないだろう。
母はまだ仕事中で出ない。
「ばあちゃん?ごめん、足がめちゃくちゃ痛いから迎えに来てくれない?病院行きたい」
エレキギターを背負ったまま、電車で帰れないと判断したのだ。
祖母に迎えに来てもらい、整形外科に行った。
痛みがあることを伝えると、レントゲン撮られたが異常ナシ。
「うーん、なんでだろうね?
とりあえず湿布(塗るタイプ)と痛み止め渡しておくからよくならなかったらまた来てね。」
へー湿布って塗るタイプあるんだー…って、原因わからんのかい!?まあ、これ塗っとけば治るでしょ…
そう思っていたあの頃は、まだ子供だった。
しかし現実はどうしようもないくらい残酷で狂っていた。
大学病院へ
数日経っても足の痛みは引かずに、むしろ酷くなっていった。短い距離歩くにも、痛みで足を引きずって支障をきたすほどだ。
大病院に行ったほうがいいと言われ、紹介状を書いてもらい、地元のS病院へ行くことになった。
小学生の頃、骨折した時ぶりの大きな病院だった。
長い待ち時間の中、学校休んだから明日ノート見せてもらわなきゃな、と痛いながらも呑気に考えていた。
整形外科で診察をし、レントゲン・CTをするも異常はない。一応、内科、お腹も近いし婦人科にも行ってみます?と言われ承諾した。
下腹部周辺に当てられたエコーはジェルが冷たかった。
血液検査を待っている間に内科医に尋ねられた。
なんか最近変わったことした?
「んー特には…あ、先週子宮頸がんワクチン打ちましたね。」
それを聞いた医者の反応は、10年以上経った今でも覚えているほどに感じが悪かった。
「え、ワクチン…って筋肉注射だから肩に打ったんだよね?なんで肩に打ったのに足が痛くなるのww」
馬鹿にするような口調と視線で嘲たのだ。
いや、そっちが聞いてきたから答えただけなんだけど?
さすがに中学生の私でも馬鹿にされているのはわかった。
しかし、イラッとしても仕方ない。
そうですよねーと流しておいた。
そして、これらの検査も異常は見つからなかった。
再度診察室に呼ばれ、医師から説明を受ける。
検査結果に異常はありませんでした。
とりあえず、原因がはっきりしないのでスポーツ性ヘルニアと診断しておきますね。数週間後に新入生合宿(登山)があるということですが、それは行けないでしょうねえ。学校用に診断書書きます(要約)
そんなことを言われた。
・・・・え?スポーツ性ヘルニア?
いやいや、私スポーツしてないし…というかハッキリした原因わかんないってこと?なんで?
その後、疑問がずっと浮かんだまま痛み止めと湿布を処方され、帰宅した。
学校へ診断書を出して、体育は見学することになった。
通学距離が長いので、車送迎の許可ももらった。
しかし、薬を飲んでも痛みが引くことはなく、やがて全体に拡がってきた。
そしてなんと左足だけでなく、右足も痛くなってきたのだ。
つづく
#HPVワクチン #子宮頸がんワクチン #副反応 #キャッチアップ #エッセイ #日記 #この経験に学べ
#はじめてのnote
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?