あまりのあるわり算 ふりかえり
あまりのあるわり算の単元が終わりました。
テストまで終わったので振り返りをしたいと思います。
この単元は、最初の3時間は一斉授業。残り5時間を自由進度の『学び合い』で行いました。また、この単元から、カード実践も取り入れました。カード実践は私にとっても子どもたちにとっても初めてでした。
○良かった点
・カード実践を取り入れることで、子どもたちの算数科の見方考え方に関するふりかえり(大事なポイントを考えるなど)ができている児童が多かった。
→作成したカードを選択し、使うことで今までに学習したことが今回も使えるということの実感。進化させたりすることで、考えを深めることに繋がっていたと思います。
→単元を通してレアカード(何度も使えるカード)を見つけることでこの単元で大切なことは何なのかを自然と身につけることができた。
しかし、まだまだカードを使うということが子どもたちに落ちていないというのが現状なので、カードを使って子どもたちが学べるようにしていかないといけないということが課題です。
・『学び合い』での学び方が子どもたちに浸透してきている。
→誰一人見捨てない。全員達成を目指すということを毎日のように言い続けています。だいぶ意識して行動することができる児童が増えてきているのではないかと感じました。
→そのことにより、固定された人と取り組む児童が減った。色々な人と自分の考えを説明したり、教えたりすることで、多様な考えに触れることができている児童が増えてきています。なかには、毎回固定された人とやっている子もいます。。。これは変えていきたいところです。
○改善点
・テストの平均点が下がってしまった。
→できる子とできない子の差が出てしまいました。それは、普段から算数が苦手な子ばかりが点数を落としたのではなく、普段点数を取れている子の点数が落ちてしまっていました。
→授業中にみられた様子をまとめます。
・固定された人とやっている。(しっかり学べている?と思うこともありました。)
・友だちに説明をするという課題を終えるとふらふらと教室を歩き回っていた。
・友だちとやっていても本当の理解につながる学び方になっていなかったのでは。
・練習問題への取り組み方が疎かになっていた。
最後の練習問題以外については授業中に声をかけていました。
ただ、練習問題への取り組みについては細かく確認することができていませんでした。
テストが終わった後、子どもたちの学習プリントを見てみると、練習問題をやっていない子や、てきとうにやっている子、答えを写すだけになっている子がいました。
正直、ここまでてきとうになってしまっていることに気づくことができていませんでした。
そこは私の今後の課題だと感じています。
・練習量が減ってしまっていた。
→カード実践を取り入れることで、「たし算とひき算」の単元で課題となっていた質の部分は少しではありますが担保できていたと感じています。しかし、練習量が明らかに減ってしまっていたなと感じます。
カードを導入して最初の単元だということもあり、カードを考えることに時間を使い、問題を解くことに時間を使えていなかったのかなと感じます。
練習問題の大切さを子どもたちに語り、取り組む姿勢を変えていく必要があるように感じます。
1学期にでた課題を改善していくため、カードという新しい取り組みを始めました。新しいことを取り入れることで新たな課題が見つかりました。
今回出た課題を改善できるようにするために今後も色々な工夫を加えていきたいと思います。