カードサイクルを取り入れる②
今日も授業の進度の関係で、授業を進めず、カードサイクルの流れを子どもたちと確認する目的で1時間の『学び合い』にカードサイクルを取り入れて行いました。
今日は、子どもたちがわかりやすいようにカードサイクルの図を作り、もう一度説明をしました。
子どもたちも流れを確認しながら学習を進めることができていました。
自分の考えを友だちに説明して3人にサインをもらうという課題をプリントの中に設定しています。
1学期までの取り組み方を見ていて、この部分が不十分だなと感じていました。それは、自分の考えをかけていなかったり、説明をせずにサインだけをしたりという姿を何度か見つけたからです。
しかし、昨日、自分の考えを書き、説明するということの大切さを子どもたちに伝えました。
そのこともあり、今日のプリントには自分の考えをとても詳しく書き、また、説明も丁寧に行う、その説明を聞くことができている子がたくさんいました。
自分の考えを書いたり、説明を丁寧に行う、その説明をきくことができるようになっている背景には、カードが関係しているのではないかとも思いました。
それはなぜか。
まず、説明の部分だけでは、1学期も同じように、もしくはそれより丁寧に行っています。
しかし、それよりも良くできていました。
もちろん子どもたちが考えを書くことに慣れてきているということもあります。(一斉授業をする時には書かせているというのもあります)
それでも、やはり取り組み方が違うなと感じます。
カード実践は、まず問題に出会い、その問題を解くためのカードを選び、自分が選んだカードをもとに問題に取り組みます。
そこで、カードを使っているということからどのように考えようかという考え方が明確になり、見通しをもって取り組むことができていると感じました。
また、カードがある=その考えを使えばいいという安心感、自信にもつながっているのではないかなと感じました。
問題に取り組んだ後は、自分の考えを友だちに説明します。その説明にも、自信を持って説明できているように感じました。さらに、聞いている子も友達の考えを聞くことで新しい考え方(=カード)が生まれることにつながるということに気づいている子もました。
そして、ここまで取り組めた人は新しいカードを作ったり、作り替えたり(進化させると言っています。)します。
そして最後はその作ったカードが使えるかを確認する段階に進みます。
カードサイクルの流れが子どもたちもわかってきたんじゃないかと感じました。
今回、書いたことはまだはっきりとわかっていることではありません。
ただ、そういった変化を把握しておきながら子どもたちのことを見ていこうと思います。