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「柳緑花紅」にみる想いとは

 この言葉は、中国の蘇東坡(そとうば 蘇軾そしょく とも呼ばれる北宋の有名な政治家、文化人)の詩のなかにある 「柳緑花紅 真面目」(やなぎはみどり はなはくれない しんめんもく)の一節からきています。蘇東坡が春の景色をみて   柳は緑、花は紅、これが本来ありのままの姿ではないか…それがすべてにおいて生きている姿であり、それぞれただそのままが尊いことを強く感じて詠ったとされています。
 そこでこの「柳緑花紅」(りゅうりょくかこう)という名称を人生塾につけることにしました。というのは、この言葉の響きこそ、この人生塾がめざす姿に共鳴するものだと思ったからです。我われが生きる現代社会は、たえず競争や比較を強いられています。本来ならば、一人ひとりの考えや生き方は人それぞれであり、それぞれがもつ特性が大切にされるべきなのです。残念ながら現実はそうでないことが少なくありません。茶道にも取り上げられている柳緑花紅という精神は、すべての生命がもつ尊さ=そのままのあるべき大切さを我われに知らせてくれるとともに、この人生塾での参加する人それぞれ“あるがままでいい”という姿勢につながっていると言えるでしょう。
     塾頭 くりおんだ

 詳細はインスタ(jinsei.juku)もご覧ください。

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