50代発達障害の再就職へのイバラの道
50歳を目前にして、発達障害であると診断され、精神障害2級の手帳所持。
転職歴10数回で、これと言った業績はなし。資格も、普通免許と介護系をいくつか。現在もうつ病で通院加療中。
前職を退職してから、2年半無職。未婚の独身。一人暮らし。
ハローワークの担当者も、障害者就業支援センターの支援員も、可能性の話しばかりで現実的に再就職を実現できるかはあやふやな回答しかしない。
企業の障害者雇用枠は、精神障害者よりも身体障害者の雇用を前提としている。募集の段階では性別や障害の種別で差別してはならないため、企業側は採用するつもりもないのに、求職者は求人票に記された内容だけをみてムダ打ちで応募し続けるしかない。ハローワークもそのことを知っていながら、求職者に紹介状を渡している。
就労支援事業所にしても、就労移行支援事業所では2年間で障害者雇用などでの企業への就職をサポートしてもらえるが、その間は無給なので生活していける目処がなければ利用できない。就労継続支援A型事業所では、雇用契約を結ぶ為、基本最低賃金のみで交通費の支給はなし。4〜6時間の短時間の勤務だが週5〜6日は働かなくてはならない。月収は10万もいかない。B型になると雇用契約を結ばないため、最低賃金の補償はなくお小遣い程度。そして、補助金をもらっての委託事業なので、事業所によっては補助金目当てのブラックな場合もありえ、経営が安定しているかどうかを見極めないと、カモにされるだけ。
一般雇用となると、50歳以上の未経験者は論外。即戦力的な経歴がなければ、まず採用なんてされない。かといって、肉体労働ができるほどの体力もないので、就職できる可能性は限りなくゼロに近い。
年内で、雇用保険の受給資格も無くなるので、その後は障害年金のみで生活していかなくてはならない。生活保護に毛が生えた程度なので、最低水準の生活が保障されるだけだ。それでも、飢え死にしないで済む程度の施しを受けられるだけ幸せだと思わなくてはいけない。
「働かざる者食うべからず」とは、もっともなことだと思う。自分に合わない仕事だとしても、生きていくためには我慢して働かなくてはならない。
さあ、どんな仕事をすればいい?働かせてくれる場所はどこにある?
闇バイト?裏稼業?