ぼくって存在してますか?
自分がこの世に存在しないのではないかと思うことがある。
「また今度連絡しますね」
この一言を信じて待っていても一向に連絡が来る気配がない。
その人が社交辞令で言ったことなのかどうかを判別する能力がないのだ。
昨年末からハローワークへ通い、障害者雇用での一般就労を考えて、ハローワークの担当者さんから紹介された会社に履歴書を送った。
求人票には、合否は本人宛に一週間を目処に連絡するとあるが、二週間経っても連絡が来ない。
ハローワークに問い合わせてみるが、ハローワークにも連絡がないので直接連絡してみて下さいと言われる。
恐る恐る電話をしてみる。
「あのー、二週間ほど前に履歴書をそちらに郵送したのですが、届いていますでしょうか?」
すると、「確認いたしますので、しばらくお待ちください」と事務的な声。
「合否の結果を昨日送付してありますので、もうしばらくお待ちください」と言われた。
翌日、不採用のお手紙と履歴書が送り返されてきた。
一応、ぼくはこの世に存在していたのか?
送ったはずの履歴書が手元にあるということは、やっぱりこの世界に存在していない証拠なんだな。
出不精で、食料品以外の買い物はネットショッピングで済ませる。
しかし、トラブルに直面する事も稀にあるもので、メールやお問い合わせフォームなどで問い合わせをするのだが、なかなか返信が来ない。
1〜2週間待ってみるがなんの音沙汰もない。送信フォルダを見ると、確かに問い合わせはしている。
なぜ、返信がないのだろうか?
だんだんこの世に自分が存在していないのではないかという不安に変わっていく。
悪徳業者にひっかかってしまったのだろうか?
忙しいのかな?
そして販売者の電話番号が販売ページに記載してあるので掛けてみようかとは思うのだが、携帯番号なので怖くてどうにもかけれない。
しかし、もう注文してから1ヶ月経つので、とりあえずSMSを送ってみることにした。
メールや問い合わせフォームとお買い上げページのスクショと一緒に「いつ発送になりますか?」と送信した…。
何も起こらない…。
おそらく、この世界線にぼくは存在していないのだ…。