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お洒落とは無縁な僕の生活(46)

 令和五年四月二十四日(月)

 9時半に起床。台本を書き終えているので、今日は紹介文を書く。作品を公開するにあたって、概要やキャラクターなどの紹介を載せなければならないが、そちらも自分の担当になっているのだ。ちなみに全編書き直しした部分は、担当者に送った。返事が来るまでは紹介文や台本統合の作業をする。
 それを終えたあとで、日誌を書く。今回は1000字くらい。それだけ書ければ十分である。書き終えたあとで、公開する。これも一連の流れだ。
 昨日作った豚汁の味噌が足りない気がしたので、買い出しへ行く。味噌と、その他小腹が空いたときのためのチキンラーメンなどを買う。チョコも買っておく。糖分は欲しくなる。コーヒーのお供として食べるつもりである。
 山田五郎のオトナの教養講座を観る。あまりYouTubeを見ない自分だけれど、このチャンネルだけは好きで観続けている。思えばパステル画を描き始めた下地は、こういうところにあったのかもしれない。元々美術について知るのは好きだった。印象派、ゴッホ、象徴主義、その辺りの時代には惹かれていた。だから元々、心のどこかでは「描いてみたい」と思っていたのかもしれない。しかしその敷居が高そうで、諦めていたところを、ざっくりと描けそうなパステル画が越えさせてくれた。
 今は幸せだ。本を読み、小説を考え、パステル画を描き、アニメを観て、台本を書いている。色んな創作と、それに満ちた世界が、僕を楽しませてくれる。日々を生きる喜びがここにある。
 買ってきた味噌を混ぜて、より味の濃くなった豚汁を食べる。
 それからパステル画を描いた。しばらく前に運転中に見かけた風景で、車道脇に車を停めて、写真を撮った。日差しが強く、春だというのに暑かった。そんな記憶を思い出す風景だった。

 構想中の小説『ハレとアメ』のメモ書きを進める。登場人物たちの思いつくセリフを書いていく。すると自分でも思いがけない方向へと想像が膨らんでいく。主人公は何を考えているのか。他の人物たちはどう関わり合っていくのか。セリフから見えることはたくさんある。そういうものを一つ一つ、実感として掴んでいく。まだまだ輪郭が見えてこないが、その欠片は掴んだ気がする。早く輪郭を手に入れたい。そうして、実体が見えてきたら、あらためて人物像を確定し、プロットを作りたい。
 担当者から返信が来たので、それをもとに1トラック分だけまた修正する。簡単な調整。しかし導入部分だから大事だ。もしまた調整になっても良いだろう。それだけ時間をかける価値がある。
 夕食後、呪術廻戦の漫画を5巻まで読んだ。面白い。単なるバトル漫画ではなく、呪いというホラーを絡め、人の業や思想の強さ、それによって生まれる善悪ではくくれない人間同士、呪い同士の関わり合いを見せてくれる。作者本人はあまり構想を練るのが得意じゃないように書いていたが、ラストの帰結はどうなるか、途中の盛り上がりはどうなるか、点はしっかり見えているようで、それが人物たちや世界観のバックボーンとしてしっかり機能している。呪術廻戦0も読んだ。登場人物がさらに好きになる。本編で0の主人公が出てくることはあるのだろうか。だとすればその成長、その後の姿も楽しみだ。

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