相手の気持ちが分からなくなってしまった社会
なんと、二日連続の投稿に成功しました。
これからは、できるだけ、3日に1度ほど投稿することを目標に頑張りたいと思います。
今回は、相手の表情がわかることの大切さについて書いていきたいと思います。
最近ではよく耳にするようになった「マインドフルネス」という言葉。
「今、ここ、自分」に集中するという瞑想の方法があります。
私もこの考え方に興味があり、色々と勉強していく中で、マインドフルネスの日本国内第一人者である荻野淳也氏とお会いさせていただく機会を頂きました。
荻野さんはとても温和で、ポジティブな言葉をいつも使われる、「コトバドリブンメソッド」の体現者の一人だなぁと勝手に思っています。
そんな荻野さんにお誘い頂き、wisdom2.0という会合に参加したことがあります。
非常に学びの多い機会でありましたが、その中で、チャディメンタム氏がおっしゃっていたことがとっても胸に響いたのでシェアさせていただきます。
「欧米から見た「アジア人・日本人」は「勤勉」だと思われている。でも実際は、一人で苦しんでいたり、孤独で苦しんでいたり、苦しんでいること自体を隠しているんだよね。」
胸に響いたと同時に、まさに、その時の自分がそれに当てはまっていて、理由なきドキドキが止まらなかったことを覚えています。
もともと、日本人は伝え下手と言われているみたいです。
「愛してる」という言葉を欧米では頻繁に使うことに対して、日本人はほとんど使わないというのはよく聞くことですが、それは一旦そうとしても、私が考えるのは、思っていることを言葉に変換する「言語化」が、得意じゃないのではないかと思っています。
心で考えていること・思っていることを言葉にしてアウトプットする。
そんな時にどんな言葉を使えば、相手に伝わるのか?ということを考え抜く機会がやけに減ってきているなと思います。ちょっと話が逸れそうなので、言語化についてはまた別で書くことといたしますが、
そんな日本人がパソコンを手にし、スマホを手にしました。
パソコンもスマホも、今では誰もに必要不可欠なとてつもない文明のイノベーションとなり、それらがなければ、仕事も他人とのコミュニケーションも取れなくなってきています。
もともと人間はフェイストゥフェイスがコミュニケーションの全てでした。
それにより、相手の表情が分かるというのが一番大きなポイントだったのだと思います。
そうか、こんなことを言うと相手は嫌な気持ちになるのか。とか、こんなことを言うと相手は怒り狂ってしまうのか。ということを、直接その場で学ぶことができ、一種の社会性みたいなことを理解していくために必要なことだったのだと思います。
前述したように、そんな我々がスマホやパソコンで顔の見えない相手とのコミュニケーション取るようになった。
するとどうなった?
相手を傷つけるようなことを言ってしまったのにも関わらず、それに気付くことができない。
相手の表情がわからないのだから、悲しんでいること・怒っていることを認識できない。
だから、何度もそれを繰り返してしまう。
もしくは相手を傷つけるようなことをわざと言うパターンさえある。
しかしこれも、相手の怒りを直接感じることはできない。
そしてその相手は、見ず知らずの他人の場合だってある。
SNSという複雑なクモの巣の上では集中攻撃を受けることだってある。
このnoteもきっとその一種なのだろう。
相手のリアクションがないコミュニケーション、相手の表情が分からないコミュニケーションを取っているということなのです。
付き合い方一つですが、私は、言いたい放題で、あまりにも危険すぎると思っています。
SNSの利用とうつ病のリスクの関係性も、最近では専門家達が唱え始めました。
「言葉」は大きな愛にもなれば、とても鋭利な凶器にもなる。
そして、言葉は世界の誰もが平等に使えるもの。
それを、愛に変えるのか、凶器として使用するのか。
だからこそ、今ここに生きている全員に「責任」があるのだと思っています。
そんなスマホやパソコンとの賢い付き合い方とも、別投稿でしっかりと伝えていきたいと思います
メールやLINEなど、相手の表情がわからない時こそ、自分から放たれる言葉が相手の気持ちを下げるものではないか、可能性を奪う言葉ではないか、1秒だけでも見直してから送信ボタンを押すことをオススメします。