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恥ずかしがり屋の日記

 ご自由にお書きください、と言われると何を書けばいいかわからなくなる。ご自由に、という言葉のどこか不自由な響きを理解できる人とは友達になれそうだ。

 読んでくれる人がいて嬉しくてもっと更新したいという気持ちもあったのですが、所詮思考の掃き溜めに過ぎなくてただそこに、小さな許しと共感があればいいと思って始めただけだということを思い出しました。ぼちぼちやっていきます。夏の間にいくつか書いていた下書きもあったけど、いつか見せるかもしれないし見せないかもしれない。私の住んでいる地域はもうすっかり寒いです。

 規則正しいものが好きなので、お正月もできるだけ変わらない一日を送りたいです。家族といた頃のやけに時間の流れが緩慢な寝正月も悪くはないですが、朝起きていつものコーヒーを淹れていつものように本を読みたい。
とはいえ、規則正しいものが好きだから、区切りという意味合いは好きで、一年の終わりも始まりも大好きです。
そう書くととてもきっかりとした人間に見えますが、お部屋の掃除は苦手で、もう本当に自分でも困惑するくらい無数の矛盾を抱えて生きています。

2024年は自分の言葉を他人に向かって使えるようになった年でした。相手の言葉も自分の意思もわからずにただ曖昧に笑っていた頃よりはずっといい。ずっと私の中にはあったと思います。ただそれを出力するプロセスをもたなかった。
何かくびきから解き放たれたように自由になる、自由にやる方法を知りました。

最近、パウルクレーという有名な画家に興味を持ちました。彼の絵が”繊細敏捷な小動物” ”手の込んだ韜晦ぶり”と評された文を読んで、とても納得しました。非常にシャイで控えめで、でもふとした時に何度でも思い出してしまうような魅力がある。年明けにあるパウルクレー展にも足を運びたいと思っています。

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