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『CROSS†CHANNEL』初見プレイの感想
おはこんばんちわ!ジャバと申します!
ここ最近、旧Twitter(現X、以下Twitter)に投稿するためにメモアプリに殴り書きしたギャルゲーのプレイ後感想を新たに加筆修正をしてnoteにセルフ転載させて頂いている者です。
そのシリーズがそれはそれは大きな反響をいただい・・・ているということはまっっったく無いんですが!笑
その投稿の際にメモアプリ内に残っている他のゲームの感想がいくつか発掘されているので、せっかくなのでそれらも少しずつnoteにまとめさせて頂きたいと思いnoteを執筆させて頂いております。
(執筆って言うたかてお前メモに残ってる文章ほぼコピペしてるだけやんけ)
今回感想を垂れ流す作品は〜〜〜
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169910305/picture_pc_1097e88a3d9f8e9e3452fe102d22e8dc.png)
『CROSS†CHANNEL〜For all people〜』(switchリメイク版)です!!!
『CROSS†CHANNEL』(クロスチャンネル)は、FlyingShine制作のアダルトゲーム。群青学院の放送部を舞台とした学園モノ。
それでは張り切っていってみよ〜〜〜!!!
感想(ネタバレなし)
採点基準
前回同様、採点項目は以下の通りです。
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キャラクター:20点満点
音楽・SE:20
イラスト・背景:20
シナリオ・世界観:20
システム:20
★総合:100点満点
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本noteも上記の項目に沿ってまとめていくのでご理解よろしくお願いいたします(省エネ企画なのでねw)。
では早速はじめていきましょう!
(ここから口調が変わります、Twitter投稿のため(=文字数を稼ぐため)に「です・ます」調を封印したからです)
キャラ
18/20点
私はかつて人の人格や個性は過去、すなわち「経験」によって形成されると説いた。とりわけ名作と呼ばれるゲームの登場人物にとっての「経験」の数々は嗜好や正義、あるいは嫌悪を語るための重要な論拠として大きな説得力を我々に提供してくれるものだった。
本作はどうだろうか。本作における「経験」が裏付けるキャラクターの個性は正義でも嫌悪でもなく、深い「歪み」に他ならない。
だが彼らを狂わせる「歪み」の根底にある悩みやトラウマは特別なものではなく、プレイヤーの我々が共感できる余地をしっかりと残している。彼らの「歪み」は決して特殊ではないのだ。
ただし、確かにキャラクターの個性は強く、台詞に下ネタも多いなど人を選ぶ作品であることは否定できないため上記の点数とさせて頂くこととする。
音楽・SE
19/20点
恋愛ADVは確かに物語を楽しむものだろう。
だが、文章が優れているからといって必ずしも名作になるとは限らない。
綴られた世界観をより鮮明に伝達するイラストや背景、臨場感を高めイベントを盛り上げる音楽などが「物語」を構成していく。
その面において本作の音楽は大変秀逸だ。
音楽を聴けばシーンが浮かぶほど強く印象に残るBGM、衝撃的な歌詞から始まるエンディング曲etc…本作の音楽はしっかりと「物語」を形成してくれる。
イラスト・背景
17/20点
青を基調とした全体的に淡いテイストで描かれる本作の世界には唯一無二性がある。
登場人物たちの強烈な「歪み」を受け止める優しい青の世界はとても綺麗で、淡いにも関わらず彼らの辿る残酷な結末を色濃く鮮明に突きつけてくる力があった。
そういった点において本作のイラストは素晴らしいものであったと言えるだろう。
ただし、本編終了後の追加エピソードの新規絵については、(仕方ない部分もあるが)絵柄の変化による違和感が大きく残念ながら没入感を削ぐ。その点は素直にマイナスとさせて頂きたい。
シナリオ・世界観
18/20点
本作は複雑な設定を有している。ある「テスト」により社会から逸脱してしまうと判断された少年少女が通う学園を舞台とし、冒頭で世界の謎が提示されるところから物語は始まる。そのため、一見すると複雑な世界観を理解するために伏線などを整理することが求められる考察ゲーのようだが、本作がプレイヤーに伝えたいメッセージは至ってシンプルだ。
それは「自己と他者の関係性」について。
登場人物は複雑な環境に身を置きながらも、自己愛、他者依存、破壊衝動、恐怖や軋轢といった、人が人と関わる上で抱えうる等身大の悩みを持ち、その悩みと向き合う過程が丁寧に描かれる。
そのメッセージの普遍性は、本作が発表されて20年以上経った現代でも人々の多くがそんな他者との関係性に悩んでいることからも明らかだ。
その点において、万人向けになり得る傑作と言えるだろう。
しかし、先述の複雑な設定がそのメッセージを直感的に享受することを拒絶させるのもまた事実。特にとある特殊な立ち位置の少女の存在が、考察ゲーとしては極めて優秀でありながら、その特殊性がノイズとなって本質を見逃すリスクが否めないことも考慮し、上記の点数とさせて頂く。
システム
17/20点
基本システムはswitch移植版ということもあり問題なし。次の選択肢までジャンプできるのも利便性が高かった。
だが、作品を通じて誤字が多い他、バックログが本作最大の問題点となっている。
直前に聞いた台詞の音声リピートが出来ず、台詞の画面表示中はバッグログにも記載がない。そのためわざわざワンクリック進めてバッグログでリピート、というプロセスを求められる。前代未聞でさすがにマイナスとせざるを得ない。
総評
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キャラ:18
音楽・SE:19
イラスト・背景:17
シナリオ・世界観:18
システム:17
★総合:89点/100
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本作は傑作、間違いなく傑作だ。
だが究極的には人を選ぶ作品なのだろうと思う。それはプレイヤーのゲームや物語に対する姿勢の差によるものが大きいはずだ。
登場人物に感情移入し彼らの顛末に自己投影するタイプと、登場人物はあくまで演者という認識で世界全体を俯瞰して「物語」を楽しむタイプがいるとして、本作が最も刺さるのは前者である。
そのメッセージ性に強く共感し本作を歴代No. 1に挙げるのも頷ける。
だが残念なことに私が後者タイプのプレイヤーであり、散りばめられた謎の解決シーンのカタルシスが不足したと感じてしまった点は残念だった。
ツイキャスゲーム配信でプレイさせて頂いた『CROSS†CHANNEL』の超個人的レビュー置いときます!頑張ってネタバレなしで書いたので未プレイで興味ある方もよろしければどうぞ!
— 𝒥𝒶𝓋𝒶 (@jav_romance17) January 13, 2025
プレイ済みの方、私の配信を見てくれた方はどしどし感想お聞かせください! pic.twitter.com/X1XU9kABU9