『WHITE ALBUM2』初見プレイの感想
おはこんばんちわ!ジャバと申します!
以前、旧Twitter(現X、以下Twitter)に投稿するためにメモアプリに殴り書きした『G線上の魔王』の感想を新たに加筆修正をしてnoteにセルフ転載させて頂いた者です。
そちらが大きな反響をいただい・・・たということはまっっったく無いんですが!笑
その投稿の際にメモアプリ内に残っている他のゲームの感想がいくつか発掘されましたので、そちらもせっかくなので少しずつnoteにまとめさせて頂きたいと思いnoteを執筆させて頂いております。(執筆って言うたかてお前メモに残ってる文章ほぼコピペしてるだけやんけ)
前回の『車輪の国、向日葵の少女』に続き今回感想を垂れ流す作品は〜〜〜
『WHITE ALBUM2 EXTENDED EDITION』です!
それでは張り切ってどうぞ!!!
感想(ネタバレ無し)
採点基準
前回同様、採点項目は以下の通りです。
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キャラクター:20点満点
音楽・SE:20
イラスト・背景:20
シナリオ・世界観:20
システム:20
★総合:100点満点
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本noteも上記の項目に沿ってまとめていくのでご理解よろしくお願いいたします(省エネ企画なのでねw)。
では早速はじめていきましょう!
(ここから口調が変わります、Twitter投稿のため(=文字数を稼ぐため)に「です・ます」調を封印したためです)
キャラクター
18/20点
この物語は壮大なファンタジーでもなければ、なにか特別な非日常が起こるわけではない。日常の中で偶然と必然が絡み合い、深く狭いコミュニティの中で男女のキャラクター性が深掘りされていく。
ともすれば「些細なものだ」と一蹴される事もあろう恋愛や友情に、当事者として、友として、それぞれの立場から真剣に向き合うみんなが私は大好きだ。その友情の尊さに、愛憎の深さに、心から夢中になった。
ただ一点、ヒロインの1人である少女の、年不相応の純粋さや未熟さ、盲目さに感じた違和感を個人的な評価としてマイナスとさせて頂きたい。
音楽・SE
19/20点
軽音、カラオケ、そしてクラシック。
音楽を通じてヒロインたちと繋がっていく今作は、主題歌以外のBGMも含め大変素晴らしく作品を彩ってくれている。
また、それは音楽のみならず、足音や殴打音といったSEに関しても、巧みに臨場感のある世界を構築してくれる。
自動ドアの開閉音のみ違和感があったため満点を避けるが、今作のストロングポイントであることは間違いないだろう。
イラスト・背景
17/20点
とても良い。等身大な世界観を演出することに長けた、リアリティのある描写力が人物や背景をより魅力的に映し出してくれる。
極端な二次元的可愛さを追求していないことが作品の作る空気感とも合っており、「可愛い」だけではない、女性キャラクターの強さと脆さを表現することに一役買っている。
しかし、それぞれの構図や向きによって作画にムラがあることは否定できない。唯一、明確に指摘しうる作品の弱点ではないだろうか。
シナリオ・世界観
20/20点
"恋愛AVGとは何か"
その問いに答えられると思っていた自分がいる。さまざまなシチュエーションで、さまざまな可愛い女の子と心を重ね、時に体も重ねながら恋が「成就する」ゲームである、そう思っていた。
しかし本作はどうであろうか……
嫉妬、裏切り、嘘、糾弾。
すれ違う男女が決して避けることのできない「暗い部分」を、これでもかとリアルに、いや、現実以上に明瞭に描写する。
衝撃だった。「成就する」恋の裏で、恋に敗れたヒロインがどのように思い、感じ、語るのかを、これほどまでに突きつけられた経験がなかったから。
ヒロインと結ばれればその他のヒロインが祝福してくれる、そういう温かい恋愛AVGにしか触れてこなかったから。
本作は間違いなく傑作だ。触れた者は皆一様に心に残る"何か"を感じることになるだろう。
その"何か"を、どうか自分の目で確かめてほしい。その"何か"は、きっと現実でも目を背けてはいけないものだから。
システム
18/20点
分かりやすく、洗練されている。
セーブ日時だけでなく、セーブ時の画面やセリフを見られるのも簡易だが嬉しい配慮だ。一点、サムネやBGMがヒロイン別に整理されていない点はフルコンプを考えると不便だと指摘したい。
総評
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キャラクター:18
音楽・SE:19
イラスト・背景:17
シナリオ・世界観:20
システム:18
★総合:92点
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「平成史に残るゲームがしたい」
令和になった今、個人的なチョイスとはなるが2作品を選びプレイを始めた、その1作品目。
胃がキリキリするような心理描写と、それでもこの恋の行く末を見たいと思わせる筆致。
10年以上経った今でもファンの間で語り継がれる「恋」は、当初の見立て通り「平成史に残る」大恋愛だったと言えるだろう。
この作品ほど、「本作を知らない人に是非やってほしい」と思うのと同時に「自分は2度とやりたくない」と思わされるような作品を私は知らない。
この平成史に残る大恋愛の結末を、彼ら・彼女らが選ぶエンディングを、ぜひ自らの目で確かめていただきたい。