輝くような黄色

仕方ない、構ってあげる。団塊ジュニア、娘2人の父、脳神経内科勤務医、双極性障害Ⅱ型

輝くような黄色

仕方ない、構ってあげる。団塊ジュニア、娘2人の父、脳神経内科勤務医、双極性障害Ⅱ型

記事一覧

無コロナ県運動があった、という事実

この本👇の第2章3で述べられていた「感染者相関図」、噂には聞いていたものの実際に見たことがなかった。 検索してみたら、今もネット上に残っていた。 うわぁ、えげつ…

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医師のハビトゥス、という課題

下記の本を再読した👇。 やはりこの本は、特に医者は、全員読んだ方がいい。 ついでに、この著者の他の本も読んだ方がいい。 医師こそリベラルアーツを、とか言って、いか…

https://www.tokyo-np.co.jp/article/265537  
南海トラフ地震の真実
後れ馳せながら読んだ。「国策になることで大多数の人はおかしいと思わなくなる」(p200より)。この本は読んだ方がいい。
読んでて、コロナ対策禍における感染症屋や公衆衛生屋の挙動を想起せずにはいられなかった。

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「常識」は、「知識」や「因習」ではない!!

1 以前から「常識」という言葉が非常に軽く扱われていることが気になっていた。いや、それは「常識」ではなく、「因習」または「知識」ではないのかね?と感じることが多…

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自分は何故「右」と「左」がわかりにくいのか?①

1私は「右」と「→」、「左」と「←」が咄嗟に結び付かない。 「左」「右」という「言葉」と実際の「方向」がなかなか結び付かないのだ。 少しは間をおけば「左右」という…

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兵庫県知事に対する告発文書問題・・・その2

兵庫県知事に対する告発文の全文が👇に掲載されていたのを知り、読んでみた。 当初から「パワハラ」と「おねだり」が強調されているが、本当にやばいのはそれ以外の項目だ…

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「南海トラフ地震臨時情報」について

とりあえず備忘のために。 この臨時情報は、南海トラフ沿いで比較的大きな地震が起こった際などに出されるものであり、それ以上でも以下でもない。 大規模地震発生の可能…

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私自身の「謝ったら敗ける」病解消のために

1下記の件、気にはなっていたが、あまりにもおぞまし過ぎて深追いする気にならなかった。 幸いなことに森田先生がしっかり記事にしていただいていた。 「おい、この死体…

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「自発的な行動変容を促す」への嫌悪

1 若いころに会員登録したらしく(全く記憶にないのだが・・・)ずっと職場に送られてくる業界紙、MEDICAL TRIBUNE。 普段はさっと目を通すか、ごみ箱に直行するのだが、…

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兵庫県知事に対する告発文書問題・・・

兵庫県民としては注目せざる得ない件。 兵庫県議会では51年ぶりの百条委員会の設置であり、しかも知事が百条委員会の調査対象となるのは異例のことなのだそうな。 そん…

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ニコニコ復活を祈念する

まず、ニコニコを経ると動画の面白さが倍増する一例を。 ドラマーのパフォーマンスがある意味「すごい」のだが・・・ ↓ ↓ ↓ 「ぎっこんばったん」「がっしゃーん!…

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スーツ姿のマスク人間の群れ…

本日、久々にリアル学会会場に言った。 もともと学会会場の、着なれないスーツを着た人間たちがウヨウヨ蠢いている雰囲気が嫌いだったので、コロナ対策禍以降に流行した「…

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Music Videoを10曲ずつ貼っていく:その①

何時見ても、カウンターにいるジョンにくぎ付けになる👇 日本語訳付きの動画があったので、是非詩に注目して欲しい。様々な人生模様が紡がれている。すべての人生に幸あれ…

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とあるワクハラ事件のその後

記事を整理してみようと思い、下書きのままになっていたものを確認していると、👇のようなものを見つけた。 とあるサイトの記事と、それに対するコメントだ。 同じような…

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伝統的国際法が正当化される、という危機

当たり前のことだが、現代国際法では武力を用いた領域取得(いわゆる「征服」)は認められていない。 また、武力行使に基づいて締結された条約は無効とされているので、強…

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「医療が成長産業」だから「医師の増員が必要」、というのは矛盾している。
産業化が目指すのは、予防、診断、治療法提示の自動化だ。当初から医師数減少が前提だ。
人間の役割として最後まで残されるのは、対話とケアぐらいかもしれない。
でも、それを行うのは必ずしも医師である必要はない。

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無コロナ県運動があった、という事実

この本👇の第2章3で述べられていた「感染者相関図」、噂には聞いていたものの実際に見たことがなかった。 検索してみたら、今もネット上に残っていた。 うわぁ、えげつない・・・・ 2020年4月頃、こんなのが当たり前のように新聞に載ってたんやねぇ…まるで都市伝説のようだ。 こんなものを毎日見ることで、「県外」と「飲食店」がリスクである、という発想が刷り込まれてしまったのだろうな。 当時はこの相関図に実名を書き込んで拡散する人々もいたらしい。 ほんと、人間不信になるわ。 なお

医師のハビトゥス、という課題

下記の本を再読した👇。 やはりこの本は、特に医者は、全員読んだ方がいい。 ついでに、この著者の他の本も読んだ方がいい。 医師こそリベラルアーツを、とか言って、いかにも「今どき」の自己啓発本やお手軽哲学本を読んでドヤッてる場合ではない。 ひとまず、「コロナ禍と出会い直す」において、我々医師、特に若手ではない医師が自覚的でなければならない重大な課題が突きつけられているので、備忘のために触れておきたい。 それは、著者が「分析には至らなかったものの、コロナ禍を理解する上で極めて重

https://www.tokyo-np.co.jp/article/265537   南海トラフ地震の真実 後れ馳せながら読んだ。「国策になることで大多数の人はおかしいと思わなくなる」(p200より)。この本は読んだ方がいい。 読んでて、コロナ対策禍における感染症屋や公衆衛生屋の挙動を想起せずにはいられなかった。

「常識」は、「知識」や「因習」ではない!!

1 以前から「常識」という言葉が非常に軽く扱われていることが気になっていた。いや、それは「常識」ではなく、「因習」または「知識」ではないのかね?と感じることが多い。  確かに因習や知識の受容には慎重であるべきだ。でも、常識をそれらと同じように扱っていいのかね?という疑問だ。 「常識」はデジタル大辞泉によると「一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力。」とある。 普通の知識、とは何?知識と判断力は結構別物のように思われるが? 「常識」は明治に作られた "

自分は何故「右」と「左」がわかりにくいのか?①

1私は「右」と「→」、「左」と「←」が咄嗟に結び付かない。 「左」「右」という「言葉」と実際の「方向」がなかなか結び付かないのだ。 少しは間をおけば「左右」という言葉とそれらが意味する方向が頭の中で結び付くのだが、👇のブログで書かれている通りのプロセスが必要である。 「右に曲がってください」という指示に対して・・・ インターネット上に、左右が苦手な人が選択しない方がいい職業に「医師」と記載しているサイトが多くて、ドキッとしてしまう。 「自分は左右の判断が苦手」と常に自覚し

兵庫県知事に対する告発文書問題・・・その2

兵庫県知事に対する告発文の全文が👇に掲載されていたのを知り、読んでみた。 当初から「パワハラ」と「おねだり」が強調されているが、本当にやばいのはそれ以外の項目だった。 転載はさすがに控えるが、告発内容について備忘目的にメモしておいた。 1,前知事(井戸氏)とつながりが深かった五百旗頭氏を冷遇していた件(なお、同氏死去と直接関連つけるのは、さすがに飛躍があると感じる) 2,知事選挙に対して事前運動が行われていた件(これは以前から噂レベルで聞いたことがあった) 3,すでに次回

「南海トラフ地震臨時情報」について

とりあえず備忘のために。 この臨時情報は、南海トラフ沿いで比較的大きな地震が起こった際などに出されるものであり、それ以上でも以下でもない。 大規模地震発生の可能性は1%に満たない。もちろん何も起こってない時よりは高いが、それは当たり前のことだ。 そもそも南海トラフ沿いは頻繁に地震が起こっている。 その中でも日向灘は地震多発地帯である。 今回の地震が起こる前から、南海トラフ地震発生の可能性は常に警戒すべき事態である。 つまり、祭りのように騒ぐのではなく、「いつも通りに

私自身の「謝ったら敗ける」病解消のために

1下記の件、気にはなっていたが、あまりにもおぞまし過ぎて深追いする気にならなかった。 幸いなことに森田先生がしっかり記事にしていただいていた。 「おい、この死体検案書はニセモンやで!医師であるワシが言うんやから間違いおまへんで!!どや!!!」みたいなことをSNSで喧伝していたわけだ。軽率というか、怖いもの知らずというか、🐎🦌というか・・・。 この話題、私は以前にも👇でも触れていた。確かに、暴言を吐いていたのは件の「作家兼医師の男性」だけではないのだ。 医師だから、という問題

「自発的な行動変容を促す」への嫌悪

1 若いころに会員登録したらしく(全く記憶にないのだが・・・)ずっと職場に送られてくる業界紙、MEDICAL TRIBUNE。 普段はさっと目を通すか、ごみ箱に直行するのだが、ふと右端に「ワクチン忌避」という言葉があるのが目に入った。気になってしまい、読んでみた。 2つの関連記事があり、その一つはいつものワクチン賛美者の矛盾した戯言(その理屈を通すためには、予防効果が100%かそれに近い必要があるのだがな・・・という内容)なので、省く。 もう一つは、4月に行われた小児科学会

兵庫県知事に対する告発文書問題・・・

兵庫県民としては注目せざる得ない件。 兵庫県議会では51年ぶりの百条委員会の設置であり、しかも知事が百条委員会の調査対象となるのは異例のことなのだそうな。 そんな中、「告発者の自殺」、という不幸な事態が発生してしまった。 事態の推移👇 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ とても気の毒なことになってしまった。 こういうことがあると、凡人は内部告発などで組織を変えようなどと考えず、黙って立ち去ったほうが、家族や近しい人々を不幸にしないんだろうな…とニヒリズム的な思いが浮

ニコニコ復活を祈念する

まず、ニコニコを経ると動画の面白さが倍増する一例を。 ドラマーのパフォーマンスがある意味「すごい」のだが・・・ ↓ ↓ ↓ 「ぎっこんばったん」「がっしゃーん!!」「←賢者モード」「激しく同意!」「/WAAAAAOH!!\」「チキチキチキチキ」など、画面に現れるコメントの効果は絶大だと感じるのだ。 いわゆる「流れるコメント」の発明は本当に画期的だった。 ニコニコへの想いは以前「わたしとニコニコ」のお題が募集されていた時、書いた。 その1は一昔前のニコニコに対する想いを

スーツ姿のマスク人間の群れ…

本日、久々にリアル学会会場に言った。 もともと学会会場の、着なれないスーツを着た人間たちがウヨウヨ蠢いている雰囲気が嫌いだったので、コロナ対策禍以降に流行した「現地・web同時開催」の恩恵を受けていた。でも、ついに現地開催のみになってしまった。 「専門医」なる資格を維持するには、今年度中にもう一回だけ参加しなければならなかった。仕方なく、久しぶりに現地参加したのだが… そこはスーツ姿のマスク人間の群れであった。最近めったに見ることがなかった、表情を隠した同じような人々の群れ

Music Videoを10曲ずつ貼っていく:その①

何時見ても、カウンターにいるジョンにくぎ付けになる👇 日本語訳付きの動画があったので、是非詩に注目して欲しい。様々な人生模様が紡がれている。すべての人生に幸あれ、と願ってしまう。 何がすごいって、これが初のシングル曲ということだ。恐るべき才能だと思う。 このMV、シンプルな映像だが何ともカッコよくて、曲も素晴らしくて、何度も観てしまう👇 病魔に侵され命が尽きる直前とは思えないフレディ・マーキュリーの絶唱👇ブライアン・メイのギターがむせび泣いている。 映像は過去のMVをシャ

とあるワクハラ事件のその後

記事を整理してみようと思い、下書きのままになっていたものを確認していると、👇のようなものを見つけた。 とあるサイトの記事と、それに対するコメントだ。 同じような事例が日本中で発生していたんでしょうね…そして接種に不安を感じていた人の多くがこのような空気に耐えかねて接種してしまったんでしょうね…しかも退職に追い込まれた方、かつてインフルエンザワクチンで副反応が出たから、というわかりやすい理由まであったのに。 元記事に毎日新聞が入手した「内部文書」の写真がありました。そこには執

伝統的国際法が正当化される、という危機

当たり前のことだが、現代国際法では武力を用いた領域取得(いわゆる「征服」)は認められていない。 また、武力行使に基づいて締結された条約は無効とされているので、強制的に締結された領土割譲条約は無効とされている。 言うまでもないが、ロシアは国連の安全保障理事会の常任理事国である。常任理事国が堂々と国連憲章を無視するという・・・ プーチンの要求は、征服や強制的な合意による割譲が認められる「伝統的国際法」そのものだ。つまり第二次世界大戦以前の国際法だ。 今の日本に、「伝統的国際

「医療が成長産業」だから「医師の増員が必要」、というのは矛盾している。 産業化が目指すのは、予防、診断、治療法提示の自動化だ。当初から医師数減少が前提だ。 人間の役割として最後まで残されるのは、対話とケアぐらいかもしれない。 でも、それを行うのは必ずしも医師である必要はない。