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目標の立て方
仕事で目標を立てるように上司から求められたり、上司が立てた目標に対して「なんだかしっくりこない」と感じたことはありませんか?そんなモヤモヤを解消するためのヒントになるかもしれない、効果的な目標の立て方について紹介します。
まず、目標は構造的に捉える必要があります。目標は4つのタイプに分けられ、それぞれの特徴を理解することが重要です。
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一般的かつ刺激的な目標
これは「ビジョン」や「ミッション」と呼ばれます。会社や組織の方向性や理念を示す、長期的で壮大な目標です。
例:Googleのミッション
「世界中の情報を整理し、誰もがアクセスでき、使いやすくすること」
例:Googleのビジョン
「ワンクリックで世界の情報にアクセスできるようにすること」
一般的かつ平凡な目標
これは「価値観」として表現され、日常業務における基本的な方針や行動指針を示します。
例:Googleの価値観
ユーザーを最優先すれば、他のことはすべて後からついてくる。
ひとつのことを極めるのが最良の道である。
遅いより速いほうが良い。
ウェブの民主主義は機能する。
情報を探すのはパソコンの前にいるときだけではない。
悪事を働かなくてもお金は稼げる。
世の中にはまだ多くの情報が眠っている。
情報の必要性は国境を超える。
スーツがなくても真剣に仕事ができる。
「すばらしい」では不十分。
具体的かつ刺激的な目標
これは「本質目標」と呼ばれ、最も重要かつ求められている目標です。達成するのは難しいが、もし実現できたら大きな成果が期待されます。
例:「2025年までに動画配信サービスの世界シェアを1位にする」
この目標は具体的で測定可能です。また、達成すれば非常に大きなインパクトを与えることがわかります。
具体的かつ平凡な目標
これは「四半期目標」や「短期目標」として設定され、上位目標に向かうためのマイルストーンとなるものです。
例:「2024年までに動画配信サービスの売り上げを前年比5%増加させる」
この目標も具体的で測定可能です。上位の本質目標に向かうための重要なステップとして機能します。
まとめ
このように目標を立てる際には、「具体的かつ刺激的な本質目標」を意識し、その達成に向かうためのマイルストーンとして「具体的かつ平凡な目標」を設定することが重要です。