【NTU GMBA】エリートではないからこそ【入学後からの変化】
どうも、国立台湾大学GMBAに通うJasmineです。
国立台湾大学に入学して早くも2ヶ月半に様々なことを考えて、下書きに残していた文章がありました。あれからあっという間で、色んなことを考えた先におります。
今回は、そのタイミングから改めて今に至るまでを振り返ってみようと思います。
入学後2ヶ月後では授業のきつさや周りのレベルの高さから精神的に悩んだこともあったのですが、今は少しずつ目の前の自分と向き合うことができてきており、また亀のような速さであるものの前に進んでいる自分を褒めるように毎日取り組んでいます😂
今後自分の劣等感に悩む人やMBAに懐疑的な人に届けばと思い、
この記事を書く次第です。
はい、これは自分に向けても書いております。過去、現在、未来の自分にはきっとそれぞれの悩みがありますが、絶対前には進んでいるはずです。
ここでは、
MBA入ってよかったな、と思うことや
MBA入って暫くしんどかったこと等
既に色々感じたことを述べたいと思います。
1.皆レベルが高いが、全員が天才だと思わないこと
私が入学して暫くしんどいと思っていたことは、「自分が凡人過ぎてツラい」でした。
グループワークの例をあげるとすれば、
先生を出来るのでは?というレベルでスラスラと模範解答を述べる生徒。
バックグラウンドは全く別のエンジニアリングで、会計分野の知識はないのに何故か博識な生徒。
仕事で忙しいはずなのに速攻自分のタスクを終える生徒。
母国語で授業を受けている台湾人ABCや外国人以外でもそのような生徒の存在を知り、愕然とした一ヶ月でした。
しかし、「皆レベルが高いが、全員天才だと思うな」と最近は思うようにしています。
前提として、台湾大学GMBAのローカル枠は3回程面接を経て入学するため、全員既に秀才揃いとなりますが、実はその志願者の中から応募後面接免除で合格通知を得た台湾人枠学生が複数います。
先ほどの3名例であげた生徒は、その面接免除者でした。
私の全てのグループワークにて、たまたま面接免除者がメンバーにいたわけです。
自分が凡人というより、彼らは飛び抜けた非凡ということがわかり、
負けず嫌いが沸かないレベルで、なんだか逆に安心したのでした。笑
グループワークを行う中で、「優秀だが頑固すぎてToo muchなタイプ」「大人しくてOr仕事が忙しすぎて基本地蔵タイプ」「意見は言うが、トンチンカンタイプ(That's me^^;)」等色々なタイプがいることがわかってきました。
全員がパーフェクトではないことも少し勇気が出ましたし、今後も頑張ろうと思ったのでした。
また、この前述で天才だと思っていた台湾人に関しても、本人と話をすると「1年の学部留学経験だけじゃ、ABCネイティブには英語は全く構わないし、劣等感を感じる」と話していたので、皆何らかの課題を以てきているMBAはやはり伸びしろ大ですね。
2.引っ張るリーダー向きでないことがはっきりわかった
前学期は、チームメイトが「今回のレポートは~を題材にしよう」「~のフレームワークを使おう」とチームを率先して引っ張っていく態度をみている毎日でした。
その中で、自分の強みは協調性&緩衝材&縁の下の力持ちの塊、ということが直感的にわかりました。仕事でも感じていたんですが、グループワークを行ってみて自分の長けている部分ってここだと改めて知ります。
一方で、グイグイ引っ張るタイプではないのであれば、率先して提案していくことや自分のペースに巻き込んで仕事を振っていくことも覚えていかなければ、と考えました。
なぜかと言うと、常に協力体制という受け身状態であると、知らぬ間に仕事を大量に引き受けてしまう(若しくは引き受けられそうにない仕事に関しては、仕事を全くしない&仕事ができない印象を与えてしまう)潜在的なリスクも感じ取ったのです。苦笑
今現在は、「サーバント・リーダーシップ」が話題になりつつありますが、
私も「組織行動論」でこのリーダーシップタイプを知りました。
基本的に私の性格には合ってそうと考えておりますが、私のスタイルとしてどう落とし込んでいくかが目下の課題です。
フレームワークや論理的思考を積極的に使う姿、スーパー社交的な姿、リーダーシップにてグイグイ引っ張る姿、等同じ課題に取り組む際に見えるチームメイトたちを近くで見ていると、非常に勉強になります。
この中でまだまだ皆のスタイルに引きづられてしまうため、まだ自分がリーダーシップをとっていく姿があまり想像できない現状です。
しかしながら、同じ課題を共有しているはずなのに、個人のバックグラウンドや価値観によって意見も行動も考え方も異なることもよくわかりますし、その中でどのように共通のゴールを設定し同じ方向を向くように仕向けることが難しくも面白いことを日々実感しています。
これに関しては、正直仕事だとなかなか身につける機会がなかったため、MBAへ来てよかったと思う次第です。
3.自分にできないものを間近で学べる
今MBAにいてよかったと思うことですが、自分が一番下のレベルなので学ぶことしかありません。😂
英語でプレゼンをすれば、全員流暢に話し、TEDでみているような佇まいの方も。
「スクリプトも事前準備も不要なのね?」といった生徒の多さに唖然です。
グループワークをすれば、
フレームワークをさっさと組んで、グループワークが行いやすいようにしてくれる学生。
エクセルでベースを作っておいてくれている学生。
パワーポイントの達人。
コンサル出身の方の資料の綺麗さには感銘を受けますし、教えてくれる際にどのように思考しているのか垣間見ることができます。
前学期と比べ少し基礎知識がついてきており、考えるための要素を知って「わかる!」ということが増えてきました。ただ、あまり詳しく赤裸々に書くと私のゼロベースがバレバレなので例は書きづらいですが。😂
では、私が心がけたことってなんだったのでしょうか。
4.人や周りに注意を払えるポジションになった
自分が日本人の中でもトップレベルでズボラであり、注意力散漫と言われて育ってきているため全く気づかなかったのですが、日本人という特性上なのか「文書をしっかり読む、締切やルールを守る」という点がグローバル社会では秀でていることに気づきました。
あとは、前職でQC機能も担っていたり公務員として働いていたことが良かったのかもしれません。
そのため、大体シラバスをよく読む、提出期限や規定を守る、記載のルールを共有する等、結構学生が見落としていることを拾って周知する役割を買いました。
前学期から貢献できた内容にはあまり自信がないですが、我々のグループワークにおける減点防止(品質保持)には貢献できたようです。
また、出来るだけ皆にGiveすることを意識して、普段の授業以外ではありますが「サプライズ誕生日会の企画」「バレンタインデーのチョコレート配布」「国際学生への中国語における日常生活サポート」等おこなっています。
そのためなのか、グループワークで全然役割を果たせてなくとも、いつもグループワーク結成時には前学期でグループが同じだった子も含めて何人か「うちのチームに来る?」と声をかけてもらえます(T_T)
本当に感謝しかないので、努力は怠らず勉強していきます。
5.全て自分のこととして捉えるように心がけた
前学期から変わったこととして、仕事でも授業でも「この問題はよくわかんないし、違う人が答えを出してくれるのを待とう」と思わなくなったことです。
いや、前提条件が最低なんですが、、苦笑
まだMBAに入ったという意識が薄く、ビジネス知識がない自分が当たり前だったと思われます。
それが、最近他人の話を聞いた時に
「~はどうなんだろう?」「自分ならどうするかな?」
と、考える癖がついてきたのは大きいと思います。
一方で、考えるための引き出しがまだまだ少ないので、そのあたりは課題ですね。
以上、如何でしょうか。
エリートではない学生が考えたこと、取り組んだこと、その変化について書いてみました。
国立台湾大学のMBAを検討される方、将来MBAを検討される方の参考になりますと幸いです。
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