メイク嫌いがギャルメイクをするまでレポ
こんにちは&こんばんは!
茉莉花しろです。
先日、文学フリマ大阪11に行ってきたレポを書きました。
たくさんの人に読んでもらい、スキを押していただいたようで大変嬉しいです。
そんな中で引っかかるようなことを私は書いていたのではないでしょうか。
今回はそのことについて少し語っていこうと思います。
かなり長めです。覚悟して読んでくださいね。
え、メイク嫌いだったの?
むかーしむかしのお話です。
あ、そんな数十年前とかの話ではないですよ?
遡ること……大体、十三年くらい前でしょうか。
私がまだ中学生だった時のお話です。
中学生になった私は小学生の時と大して変わっておらず、本を読むことが大好きな立派なオタクになっていました。
その時に仲良くしていた幼馴染のSちゃんがいたんです。
彼女はおしゃれが大好きで、ファッション雑誌を買って研究したり、同じくメイクを研究していました。
私はあまりメイクに興味を持てなかったのですが、ある日そのSちゃんが『しろの顔をメイクさせて!』と言ってきたんですよね。
まぁ私は特に抵抗することもなく、了承しました。
それが今後十年ほどメイク嫌いになるとは知らずに。
アイメイクをしました。
アイラインを塗ったんです。黒いやつ。
メイクしたあと、Sちゃんは笑ってました。
変だって。
今では中学生が他の子にメイクすること自体上手くいくわけがないと思います。でも、その時はそんなこと思えるわけもなく。
シンプルに、ただ傷つきました。
見た目を気にしていないとは言っても、メイクして笑われるなんて嫌ですよね。
控えめに言って、最悪です。最悪。
この記事読んでいる人の中で同じことをやっている人がいたらすぐにやめてくださいね。パワーゴリラの私が全力でぶん殴りに行きますよ。
こーーーーーーーーんな小さなことで私はメイクが嫌いになりました。
というか、私自身の顔が嫌いになりました。
思ったんですよね。『あ、私ってブサイクなんだ』って。
女であることを何度後悔したことか。
だって、メイクをするのは確定じゃないですか。
社会人はメイクするのが礼儀とか聞いた時には女として生きるのをやめようかと思いましたもん。
そんなこんなでこのまま私は大学四年生まで私はいっっっっっっさいメイクをすることなく、メイクを学ぶことなく生きてきました。
メイクするきっかけは?
こんな生活を繰り返してきていた私。
別に特に困ることもなかったのでメイクすることを考えていませんでした。
就活はどうしたのかって?
やだなぁ。私、就活してないんですよ。
あとは色々察してください(泣)
大学四年生の時に少しメイクを勉強しようと思いましたが、全く知識のない私が上手くいくわけもなく。まぁ普通に諦めましたよね。
そして大学を卒業し、一年目の時。
数年ぶりに一人の女の子と連絡をとりました。
この子が私のメイク人生を変えるキーマンです。
いや、キーウーマンか? まぁ、どっちでもいいか。
そのキーウーマンのRちゃんは、私の男の幼馴染の元カノさんです。
ちょうど厄介な事件が起きた時にその子の力が必要になったので連絡を取ったのです。そして、事件が解決して連絡を取らなくなるかと思っていました。
しかし、その後からちょいちょい連絡を取るようになり、よく通話していました。
そこから一緒に遊びに行ったりして、今では一番よく遊んでいる仲にまで発展したのです。
皆様の想像通り、この子から私は美容のイロハを学びました。
彼女も元々は全くメイクとかしていなかったようなのですが、職業が職業なのとお姉さんがかなり美容に厳しい方のようで今に至るとか。
そんな彼女は私が困っていた時に何度も助けてくれました。
私の肌はニキビだらけで肌もボコボコ。
どんな化粧水を使えば良いのかも分からず、頭の中は『????』状態です。
そんな私にも一から教えてくれました。
あまりお金がない私にも変えるような化粧水と乳液、そして使用する順番やどのように使用すればいいのか事細かく教えてくれたのです。
化粧水から始まり、メイクの方法だけでなくおすすめのメイク用具までも指導してもらって私はどうにかしてそれらを使っていました。
ギャルメイクはどうしたの?
そんなこんなで私はいっぱい失敗しながら教えてくれました。
彼女はSちゃんのように笑うことはあっても、具体的なアドバイスをくれたり、バカにするような笑い方は一切しませんでした。
今思うと、Rちゃんがいなかったら今でもノーメイクでそこら辺を歩いていたかと思うと恐ろしいです。
そして、私が『ギャルメイクをしたいから、教えてほしい!』と頼んだのが今年の二月の話だったかと思います。
それまでの私は自分で調べながら色々挑戦していたのですが、Rちゃんにギャルメイクを教えてもらう日にみっちりと愛のある指導があるとは思いもしませんでした。
当日、午前中から私の部屋に来てくれた彼女を迎え、いつも通りにメイクをしようとしました。
はい、いつも通り化粧水をつけて乳液をつけて、そのまま化粧下地をつけ……ようとした時に「おい、まさかそのままやろうとしてんじゃねぇだろうなぁ?」とどすの低い声で脅され……ではなく、注意されました。
私の頭の中は「?????」しかありません。
何が間違っているのか。彼女の気迫に押されて思わず謝ってしまいました。
ここから怒涛のメイクの手順を指導されました。
※ここからはあくまでも私が学んだ手順ですので、適度に参考してください。絶対的に正しいとは限りません。
※説明がめちゃくちゃ長いです。興味ない人は飛ばした方がいいですよ!
メイクの手順
①まずはじめに洗顔をしてからタオルで優しく顔を拭きます。
②その後すぐに化粧水をつけて、フェイスパックをします。
パックをすることにより、化粧のノリが全く違うようです。
③パックが終わった後、ティッシュで余分な水分油分を拭き取るために、顔の上にティッシュを一枚乗せてぽんぽんとします。特に目元には油分が残りやすいようなので、しっかり拭き取りましょう。(アイシャドウがぐちゃぐちゃにならないようにします)
④日焼け止めor日焼け止め効果がある化粧下地を手に取り、肌に乗せていきます。肌に乗せるのは、両頬とおでこだけでいいようです。鼻や顎、瞼は伸ばした時に残った日焼け止めor下地で塗るようです。
⑤一通り塗った後、パフで肌に叩き込みます。
それはもう全力ですよ。染み込ませるようにトントンと叩き込み、馴染んだら次はファンデーションです。
⑥まだ日焼け止めしか塗っていない人は化粧下地を先に塗ってください。塗り方は④と⑤と同じことをします。ファンデーションも同じように塗り、叩き込みます。ちなみにパフは立体的なものの方が良いそうです。
⑦しっかりとファンデーションを叩き込んだ後、パウダーで顔をぱふぱふさせます。粉を多くつけないように、顔全体につけた後はブラシで余分な粉を落とします。
⑧ここからはアイメイク中心です。
アイシャドウの下地の色をブラシで少しだけ取り、まぶたの丸いところ全体に塗ります。濃くならないようにするのがポイントのようです。全体的に塗りましょう。
⑨次はメインの濃い色です。
私、この色を目頭からつけて広げていたのですが、違うらしいです。違うと言うより、目尻から広げた方が良いのだとか。塗り始めるところが一番濃くなるのがアイシャドウらしいので。あと、目尻からしたのまぶたの半分くらいまで塗ります。
10. 締め色を入れます。
ここでは一番濃い色を黒目の上ら辺から目尻にかけて引きます。
11. ここで一旦涙袋を作ります。
目頭から下まぶたの黒目の真ん中らへんまで涙袋のライナーを引きます。私はキャンメイクの涙袋ライナーを使っているので、それを使って作っていきます。
その後にもう一度アイシャドウに戻り、黒目の上のまぶたと下のまぶたにラメをのせてアイシャドウは完了です。
12.アイラインを引きます。
リキッドアイライナーとジェルアイライナーを使います。リキッドアイライナーはまつ毛の間を埋めるように黒目から目尻に向けて引きます。目尻から先はジェルアイライナーで跳ねさせます。ぴょんっと跳ねますよ。
これでアイメイクは完成です。
13.次は眉毛です。
私、眉毛だけはよく描いていたんですが、まぁーーーー下手くそで。びっくりしますよ??いつの時代だって言う極太眉でしたもんw
ということで、細めで短めの眉を描きます。
まず、自分の長さに合わせるためにこんな感じで形をとります。
ここからアイブロウペンシルで眉毛の形を取り、ブラシを使って軽く眉頭をぼかします。その後にアイブロウパウダーで形の中を埋めていきます。両方の眉を描いた後、カラーリングアイブロウを使います。
ここで注意です!
カラーリングアイブロウは液体のやつを使っていますが、その液体を取り過ぎるといけないのでティッシュオフをします。そして、眉毛の流れとは逆方向に流して、眉毛完成です。
14.お次はシェーディングとキラキラのハイライトです。
シェーディングは人によりますが、私はダイソーに売られているアイブロウのパレットを使っています。ブラシを使い、鼻と頬の間をのせます。
鼻は、眉頭から下にかけて伸ばしていきます。そして、鼻の凹んでいるところから鼻の一番高いところに向けてシュシュっと描きます。
ハイライトは鼻の一番高いところと、頬骨の上、おでこにつけます。
15.最後にリップを塗ったら完成!!!!!
……と、まぁこんな感じです。
ちょっと、いや、だいぶ語彙力がないので分かりにくいところがあると思いますが、何せ手順が多いこと多いこと!
ちなみにギャルになるには欠かせないものがあるって知ってました?
①カラーコンタクト
→とにかく目がデカくなります。これはやばいです。コンタクトもつけたことなかったのに頑張りました。はじめはめっちゃゴロゴロして違和感がありましたが、意外と一日で慣れましたね。私の順応力、やばすぎ。
②ブラウン系のアイシャドウ
→これですね、今でも苦戦してるんです。書き忘れたんですけど、私目の下のクマがすごいんです。それはもうすごいんです。ブラウン系のアイシャドウを使うと、それが悪化して見えるんですよ。それが迷いどころです。
③つけまつげ
→今私が今世紀最大に苦戦しているものです。なんですか、アレ。クソ難しすぎません?????めちゃくちゃ練習しているのに、一向にできない。片方できたかと思ったら、もう片方は必ず失敗する。あれ、もしかしてつけまできない呪いとかかけられています?????これからも練習する予定です。
ざっとこんな感じです。ちなみに大阪の文学フリマの一週間前に私はカラコンを買いました!
慣れるのにはそんなに時間がかかりませんでしたが、自分に合うものを探すのが一番良いかと思います。
メイクしてみて何か変わった?
正直、変わったことは多いです。
見た目に自信がなかったのが、少しずつ自信をつけるようになり楽しくなってきました。
濃いメイクをする人のことをかなり馬鹿にしていましたが、めちゃくちゃ楽しいんですね、これって。
目に見える変化って本当に大きくて、周りからの目線がガラッと変わったりするんですよ。不思議なことにね。
悪く言えば、人は見た目が重要なんだなって思いました。
でも、よくよく考えたら少ない情報量の中で人を判断するってなると見た目を見るしかないのかもしれませんね。
ただ、メイクを派手にしたことにより偏見を持たれることも増えました。
ノーメイクの時は言われなかった言葉が、本当たまーに言われたりするんですよね。
ギャル嫌いな人って一定数いるじゃないですか。それです。
まぁ、仕方ありませんよね。人間、万物に好かれることなんてあるわけがないので。へへっ
感想ある?
メイクって面倒だしお金かかるし失敗もいっぱいするけど、めちゃくちゃ楽しいです。
なんでこんなにも楽しいことを早くしなかったのだろうと思いました。
でも、タイミングが悪かったんでしょうね。
あの時笑われたからこそ、メイクをしていないままの私を好きになった旦那と出会いました。
全てが悪かったとは言えませんが、正直今の方が断然楽しいです。
それに、今は推し活をしているということもあり、可愛くなりたい、綺麗になりたいと言った気持ちが出てきて更に楽しいと思うようになりました。
全員が化粧をした方がいいとは言いませんし、思いません。
だって、私がそれで嫌な思いをしましたからね。
ただ、少しだけ、ほんの一ミリ程度足を踏み入れたら世界が変わるんだと思うと、まだまだこの世界は面白いことが私を待っているのだとワクワクしますね。
きっと、この世界はもっと面白くなるんじゃないでしょうか。
最後に
えー、今回はかなーーーーーーーり長くなりましたが、以上が『メイク嫌いがギャルメイクをするまでレポ』です。
いかがだったでしょうか。
いい感じの暇つぶしにはなると思います。
そこらへんにいる、どこにでもいるような女が変わっていく話はそこそこ面白かったのではないですかね。
苦手なことに克服すると言えば聞こえは良いですが、自分の知らない世界をこうして教えてくれたRちゃんには感謝しかありません。
これからもギャルメイクをしていく予定ではありますが、まだまだ道のりは長いです。
なんせ、つけまつげを克服していませんからね!
ギャルになるには重要なつけまつげを克服するまではまだまだ修行は続きそうですよ。
たくさん悩みながら苦戦しながらギャル道を真っ直ぐ進んでいこうと思います。
あーーーーーーーーーーーギャルって楽しい!!!!!!!!!!!!!!
茉莉花しろ
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?