子供が出来ない。でも人生はそれがすべてではない、と考えたらあなたも周りもラクになる。
こんばんは、煩悩寺(ぼんのうじ)のKYOKOです。
子供が好きで欲しくてたまらない人に、「子供が出来ない」という事実はほんと辛いと思う。
私は、欲しくてたまらない人ではなかったからか、出来ても出来なくてもいいと思っていたのと、子供がいてもいなくても楽しい人生を送る自信があったので、結婚当初、そんな家族図なんかはまったく思い描いていなかった。
まずは、とにかく結婚式を面白くすることに頑張ってたし(自分をかわいく見せるより、客を楽しませたいため笑)。
新婚旅行も結婚式と同時進行でやると疲れるし、ちゃんとみっちり取り組めないから、新婚旅行はわざと半年後にして、思う存分調べまくったので、イタリア・スペインをおおいに楽しめた。
とにかく自分が楽しめるかを優先しているので、子供のことはてんで頭になかった私はありがたいことにすぐ妊娠した。
その子はもう巣立って自立している。
たぶん、そういう気負いがなく、ストレスを感じていないというのもリラックスして妊娠につながったのだと思う。
でも子供が欲しい人から見たら、たいして欲しいとも思っていない私にできて、欲しい欲しいと思っている自分にはできないのはなんとも悔しいのはわかる。
私は共働きで、実家も近かったのと残業が多い会社だったため、母に保育園に迎えに行ってもらったり、夕食も食べさせてくれて本当に助かっていた。
それを知ってた、子供が欲しいと思ってなかなか出来ない人がある日
「私は全然親に世話をかけてない。よくそんなにできるね。親に世話になり過ぎなのでは?」
みたいなことを言われて、なんでこんなこと言うんだろうとムッときた。
そりゃあ子供がいなかったら私だってこんな世話にならんよと思ったが、
こんなムカつくことを言われたにも関わらず
(子供が絡んだことだから)ものすごく最大限の気をつかって返した。
「仕事が遅いし子供もいるから、手伝ってもらうしかないんだよね」
みたいなことを考えに考えて言ったのだけど。
数年後に
「あの時、ほんとムカついた。私には子供がいるからって言ったこと」
と言われて仰天した。
自分が最初にひどいこと言ったの覚えてないの?あまりにもビックリしてこれには反論しそこねた(情けない)。
自分が仕掛けてきたことなのに。あんなこと言わなかったらあの返事を気を遣いまくって言うこともなかった。
「子供が出来ない」「子供がなぜ私にはできないの」そればっかり考えてたら、実は周りの人まで、かなり気を遣わせる空気に巻き込んでいる。
たぶん、その人は自分が言った言葉によって、相手が仕方なく返した言葉ということをすっ飛ばして「私には子供がいる」というマウントに捉えたんだと思う。
見えている世界が狭くなりすぎてしまっているんだよね。
自分だけが被害者と思うと、せっかくの善意も仲良くしていた人も遠ざけてしまう。
もっとラクに楽しい方に考えようよ。
辛いかもしれないけれど、いつもそんな感じを振りまいてたら、周りもそんな空気が伝わりすぎて気を遣い過ぎて、どんな言葉を発していいかもわからない。
だから疲れるから距離を置きたくなる。
そんな感じだったら、同じ家に暮らすパートナーもかなり辛いのではないでしょうか。
辛いのは私ばっかりと思い、悪い方にばかり言葉尻をとらえるような人は、それが子供が出来るまでの一時的なものであっても、子供が出来た頃には友達がいなくなっているかもしれない。
いったん、それは置いといて「楽しく毎日を過ごす」っていうのも大事なのかなと思う。
「あなたは子供がすぐできたからそう思えるのよ」と言われたら、「はいそうです」と言うしかない。
でも、だからといって他の人を傷つけていいかというとそうじゃないし、友達がいなくなるのも本人の意図しないことだろうからね。だからあえて書いてるんですが。
人間だからあたったりすることもあるだろうけど、その回数が多ければあなたの周りは誰もいなくなってしまう。
自分の人生の大切な時間なのだから。
あの時、そんなことを言った人は、子供が出来て親になんでもしてもらっています笑。
自分の言ったことはすっかり忘れているようです笑。