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母親があなたにだけ厳しいのは、あなたの優しさに甘えているから。

こんばんは、煩悩寺(ぼんのうじ)のKYOKOです。

なんか、母親が自分にだけ厳しい。

そう感じたことはありますか?

兄弟姉妹の中で、同じことをしても自分だけが怒られる。

兄弟姉妹は手伝わなくても怒られないのに、自分がしなかったら怒られる。

幼い頃、中学時代、とにかく「家の中」しか世界がない時は、それはそれは辛いです。

高校、大学と世界が広がり、家にいる時間が短くなってくると、その辛さから気を紛らせることができるようになってきます。

でも結婚して子を産み、実家にお世話になりだすと、またやってきます。

母親と接触する時間が増えると、兄弟姉妹との差にまた傷つくのです。

母親はあなたに甘えているのです。

おそらく、厳しいのは、自分とあなたが似てるから。

ーここまで言っても、あなたは自分を嫌わないー

そう本能レベルで知っている。

そして、あなたが優しいということも。

だから、厳しいくせに、やたらと面倒なことを頼んできませんか?

親戚とのやりとりや、家の面倒な手続きなど。

他の兄弟姉妹は自分と似ていないから、頼んだり厳しく扱ったら、どう出るか予想がつかないので出来ないのです。

自分から離れていくかもしれない。

なのでつい甘やかすのです。

例えば、うちは母親が長子の長女で、娘が3人。
三姉妹の長子の長女の私に対し、妹が同じことをしても怒らないのに私には怒っていたし、余裕がない時は私にだけ当たっていました。

自分とタイプが似てるのをわかっているから、ここまで言っても私は去って行かないし、親を断絶することはないだろうとついついやってしまうんだろうと思う。

でも妹たちに向けては、それが出来ない。

面倒くさいことも頼めない。

それは、同じタイプじゃないから、同じことして去られるくらいなら、面倒なことは頼まない方がいいし、厳しくもしない方がいい。

計算してやってるのではなく、それはもう本能レベルでやってることなのです。

母親との関係で悩んでいる人は多いと思います。

あなたが厳しく当たられるのは、タイプがあなたと似ている可能性が高いです。

長子の長女同士、末っ子同士、育った兄弟姉妹の事情が似てる者同士がぶつかりやすく、考え方も似てるので言いやすいし甘えやすい。

甘えやすいというのが、普通の甘えならまだいいのですが、「厳しくする」「当たり散らす」というのも甘えですから、やられる方は厄介です。

同じタイプだからこそ、お互い耳に痛いことを言う。

私も母親には、妹が言わないような直球な忠告や、注意をすることがあります。

本人のためを思って言うのですが、そんなことを言わない妹の方が一緒にいやすいでしょう。

本人も言われるのは面白くないから、耳に痛いことを言わない妹たちが近くにいる方がラクなんです。

でも、自分に頼ってくる人ばかり周りにいると自分がしてあげるばかりなので不満が溜まってくるんでしょう、今度は私に愚痴を言ったりする。

甘えているのがわかっていても、自分にだけ「厳しくする」「当たり散らす」「面倒なことばかり押し付ける」「愚痴のはけ口にさせられる」なんてことばかりされても辛すぎますよね。

しかもそれが「甘えから来てるもの」だなんてわかるのは、人生だいぶ過ぎてからなので、大人になるまでは辛い。

あまりにも辛かったら、本人に言うのも手です。

限界まで我慢したら、県外に逃げたくなってしまうから。

自分にだけ厳しくするのはやめて、と。

私も30代の時にあまりにもむかついたので、そう言いました。

親は自分に甘えてるのだと頭ではわかっていても、それがひどいと、脳内だけで自分に言い聞かせるのは難しい。

本人も態度を改めないと、一番本音を言える人が県外に去っていくのは耐えられないだろうからね。

今もし自分が親の立場なら、自分と似たタイプの子供に厳しくしすぎたり、その子の優しさに甘えすぎていませんか?

その子は今は世界が「家」しかないから、耐えているけれど、大人になったら二度と戻ってこないかもしれません。

甘やかされた子供は、何かあったらあなたを頼るために戻ってくるけれど、あなたの支えにはなりません。

そのことに早く気づかないと、自分に耳に痛いことを言わない代わりに頼ってくる子供ばかりがあなたの周りに残ってしまうことになります。

私は今距離を置いたことでいい関係を続けていけているし、「愚痴のはけ口」の役割はやっています。

「私にばかり言わないで!」「妹に直接言えばいいじゃない」と言いたくなりますが、そこを言うともう、親は誰にも愚痴が言えなくなってしまうと思うので、それは言わずに聞くようにしています。

親が自分にだけ厳しくて辛い。

そう感じていたら、それを冷静に言ってみましょう。勇気がいることですが。

「お母さんには感謝している。でも私にだけ厳しいのは耐えられない。
同じことをしても他のきょうだいには言わないのはなぜ?」

こう言われて、親は驚き感情的な意見が返ってくるかもしれません。

でも一度忠告はしたのです。それで直らないなら、距離を取りましょう。

県外まで行かなくても一人暮らしをする心の準備をしましょう。同じタイプ同士はあまり同じ屋根の下にいない方が良好な関係を築けます。

親の甘えとはいっても、受ける当のあなたが辛いのなら、あなたの心を守る準備をするのです。

親の甘えと気づくまでに相当傷ついているから、自分を肯定する気持ちが低くなっていると思います。

距離を置いてゆっくり自分を取り戻すと、いつしか「育ててくれた感謝の気持ち」の方にシフトできる日が来るかもしれません。

親も人間だから未熟なのだな、と分かってきます。自分が子供を持つとよりそう感じます。

あなたは悪くない。あなたの優しさに甘えすぎな親が悪いのです。

自分が親になった時、幼い頃の自分を忘れず、同じような悲しい目に遭わせないと日々心がけることが大事ですね。

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