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修学旅行に行くことを決めてから、担任の先生より提案がありました。
「一部でも参加するなら、事前学習会に参加してみてはどうですか?」と。

教科書を受け取りに行ったときに、学校で使っているタブレットを家庭に持ち出し許可を得る書類にサインをしていたため、学校からオンラインでつなぐから、自宅から参加してみてはどうか?ということでした。

ここで、ちょっとした課題が生じました。
初めてオンラインをつなぐ日は母の私が仕事で不在にする日でした。次男に自分でオンライン参加できるかどうか?を聞いたところ自信がないとのこと。使い方をレクチャーして出勤したのですが、次男はログインしなかったとのことでした。幸か不幸か、学校側もばたばたしていたことでオンラインを繋ぐのを忘れていたというハプニング。

2回目も仕事の日と重なりました。今度は、先にログインまで設定し、学校側がログインすれば自動的につながるようにして出勤。学校側も時間になったらログインしてくださったようで、無事つながったようです。次男は画面オフ+ミュートで耳だけ参加。でも、学校ではクラスメイトが次男と繋がっていることが嬉しかったようで、話しかけていたとのことでした。次男は反応しなかったようですが、仕事から帰宅した私に面白そうに話してくれました。一方で、担任の先生は、次男が嫌がっていなかっただろうかと気にかけてくださり、メールで様子を確認してくださいました。

3回目。私はオンラインの途中から出勤だったので、途中まで一緒に次男と耳だけ参加。(私は画面に字幕をつけて様子を見ていたのですが…)途中からは1人で参加していた次男ですが、仕事から戻ってきた私に報告してくれました。
「今日も話しかけてきたので、スタンプで返しておいた。そしたら喜んでいたよー」と。その顔はまんざらでもない、楽しそうな顔でした。

そんな次男が意外だったのですが、小学校の頃から友達と遊ぶのは楽しいと言っていたので、友達との関わりはそんなに嫌ではないのかなと、ホッとしたところもありました。

4回目は、私も一緒に最後まで参加。先生がみんなにフォーム記入の指示を出しており、次男にも回答してねとメッセージが届きました。どうするのかなと見守っていたら、自分でフォームを開いているではありませんか。でも、タイピングがまだできないので次男の言葉を代理入力して提出。

少しずつ関わりを持つようになってきており、最初は他のことをしながら耳だけ参加だった次男でしたが、タブレットの前に座って真剣に画面の向こうの様子を眺めていたり、「あれは○○くんだね」とつぶやいていたり、よくわからないことがあったら「チャットで先生に聞いてくれない?」と頼んできたりするようになり、私も先生もはやる気持ちを抑えるのに必死でした。

オンラインというツールで学校と繋がるようになって、次男も少しずつ彼なりのペースで距離を縮めていたのかもしれません。そして、修学旅行の前日の結団式を含めて5・6回ほどオンラインで参加しましたが、そのおかげで次男も修学旅行への気持ちを高めることができたのではないかなと思います。

そんな次男の様子を私と先生はメールで喜び合いつつも「いい兆候だけど、私たちは焦らず見守っていきましょう」というスタンスを貫くことにしました。

次回は修学旅行へ行った時のことを綴ります。

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