網戸越しの水平線
ほとんど手をつけていない宿題を見つめる気怠い夏の午後。
あと何日あるのだろう、遊べるのはどれくらいだろう。
そんな事を考える。とうもろこしをゆがく匂い、5時のチャイムはドヴォルザークの新世界から「家路」。
湯がいているのはきっと母だろう。
ハブ Protobothrops flavoviridis
そんな夢を見た。
おそらく小学生の時の記憶が元であろう。
窓からは電車の高架線が遠くに見えるはずなのだがその時見えたのは水平線だった。
オキナワイシカワガエル Odorrana ishikawe
時に、夢から得た物がインスピレーションとなる事がある。
かなり悪さをしてきた割には、当時の自分は随分と卑屈で、周りの目を気にしていたことも思い出し、嫌な気持ちになる。
起きてる時に思い出すのとは全く異質で、その夢はどこもピンボケではないので非常に疲れる。
夢の中での五感の鋭敏さを、起きた時にも持ち合わせてたら良いのだが。
オキナワオオサワガニ Geothelphusa grandiovata
随分と「命」・・・「生死」に触れてきた時間が濃い。
生きる上で大事なことは出会ってきた「命」が教えてくれた。
オオムカデ Scolopendra subspinipes mutilans
存在し得ない、自分二人は夢の中。
あの時の自分と話すことはできない。
境界線が曖昧なのは死にゆく恐怖を和らげるため。
それだけ知っていてもなぁ。
使用レンズ
全てCarl Zeiss Milvus 100mm f2 で撮影。
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