Risolute
本日は「決然と」という意味合いの発想記号。
さて、今回のサムネイル、何だと思いますか?
そうです、蝶の翅です。
「Blue train」というタイトルでInstagramに投げ、Zeiss Japanにもシェアしていただけました作品です。
これを選ばれたのは非常に嬉しかった・・・・この時の遠征の中でもトップクラスに気に入った作品でしたので。
ヤエヤマカラスアゲハ Papilio bianor okinawensis
全貌です。
鱗翅目自体、大して種数知ってる訳ではないのですが、その中でも世界一美しいと思ってる蝶です。
正しくはカラスアゲハの八重山亜種だそうです。
雄はもう少し青が強いんですがそれはまた後日投稿します。
この写真は名刺にも使ってます。
初めて石垣島に行った時に、猛烈な日差しを避けるように大きな雌が水辺で給水しては舞い、給水しては舞い・・・その慎ましくも優雅な姿に一目惚れ。真っ黒に見える翅からこぼれ落ちる深緑の煌めき、太陽と蝶の気まぐれで私の心を鷲掴みにする紺青の帯。それらが合わさったこの生き物にはさながら宇宙のような自由さ、儚さ、偉大さを感じます。
まさに「恍惚」でした。
いつ何時も、この蝶を観ると「嗚呼…」とため息しか出ません。
蝶自体は被写体としても好きなので写真の在庫は多い方なのですがヤエヤマカラスアゲハは自分の中でもかなり特別な蝶ですね。
しかも割と数が多いという・・・至れり尽くせりじゃぁ、ないですか。
夜中で、ストロボも使ってますのでここまで綺麗に色が出てますが、日中見ると普通に少し緑っぽい真っ黒です。
夜間に撮影した時、木漏れ日で感じたあの美しさをまじまじと観ていると心を奪われてしまいます。
カラスアゲハの仲間は大変美麗な種が多くいる事で有名ですが、私はそのどれよりも美しいと、強く思います。
カマスグモ Thelcticopis severa
歩いていた時に見かけた若い個体。
Shall we dance?とでも仰るつもりでしょうか。(笑)
オオムカデ Scolopendra subsupinipes
タイワンサソリモドキを捕食中に遭遇。
サソリモドキは酢酸臭の液体を威嚇に使うんですが、その辺敏感そうなムカデはよくこの生き物を食べれますねぇ。。。
私ですら奄美で酷い目に遭いましたが、涼しげにバリバリ食べる様を見てビネガー効いてて美味しいんかなとか思ってしまいました(笑)
ベニモンアゲハ Pachliopta aristolochiae
見るからに毒々しい蝶、もちろん有毒です(笑)
汚いは綺麗、綺麗は汚い。
良いは悪い、悪いは良い。
私の大好きなアニメの登場人物の言葉ですが、存外そう言うこと、もの、というのは表裏一体なのかもしれませんね。
それでは皆様、ごきげんよう。