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ブランドエクイティの話

ブランドとは、消費者が企業や商品に抱くイメージのことであり、期待そのものです。消費者が抱くブランドイメージに一貫性を持たせることができれば、他ブランドを選ばずに自社ブランドを選んでもらえる確率が⾼まります。

それでは、ブランドイメージに一貫性が生まれる仕組みを解説していきたいと思います。

企業のマーケティング活動の中心は、消費者が真に解決したい不満・不便・不安・不都合・不快感を解決する便益や独自性がどこにあるかを、あらゆる形のコミュニケーションで伝えていき、消費者の意識や行動を変えていくかを考えることにあります。

そのコミュニケーションの蓄積の中で、企業や商品ロゴなど、文脈の外からでもそのブランドと紐づけられるブランドアイコンが消費者に認知されていきます。また、その過程において消費者がイメージするブランドキャラクター像もできあがっていくというわけです。

ゲーム業界を例に考えてみましょう。

Nintendoは、スーパーマリオやゼルダの伝説、ポケモン(発売当初)など、幼児~小学校低学年を中心に人気があります。ブランドキャラクターは、学校や親がなんの不安もなく子どもに遊ばせられる圧倒的安心感といったところでしょうか。SEGAは、セガサターンやドリキャスなどの独自ハードウェアを展開し、ソフトウェアにおいてもエネミーゼロやダイナマイト刑事、龍が如くなど中高生や大人に好まれる独自路線を突き進んでいます。ブランドキャラクターは、迎合しない硬派な一匹狼といったところでしょうか。

昔からSEGAのブランドキャラクターが好きだったなぁ。エネミーゼロとかドキドキしてやってたな~。


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