体内で魔物化する恐るべきヤシ油(パーム油)-ボケっとしてると体内に自然に摂取している
欧米では使用禁止なっている地域もあるのに、日本では市販のサラダオイル・キャノーラ油をはじめ、マヨネーズやドレッシング、アイスクリームなどに使用されている油に「ヤシ油(パーム油)」がある。
このヤシ油は臭くてまずいために、原産地でもほとんど食用にはしていない。
ところが、日本ではヤシ油を食用とするために、脱色(活性白土)、脱臭(乳酸)、風味付け(リン酸、クエン酸、フィチン酸)、酸の除去(硫酸、塩酸、シュウ酸、苛性ソーダ)、ヤシの実から油を抽出するためノルマルヘキサン(油抽出溶剤)など大量の化学薬品が使われている。
これだけの化学薬品を使うと、元々ヤシ油に含まれているはずの抗酸化物質がなくなり、酸化しやすい油となってしまうため、それを防ぐためにさらにBHA(ブチルヒドロキシアニール)やBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)などの酸化防止剤(発がん性物質の中でも直接牲発ガン物質に分類され、細胞化学反応を経ずに直接DNAと反応する物質)を添加し、製品化されている。
これら硫酸、塩酸、シュウ酸、苛性ソーダなどの食品添加物は「加工助剤」とみなされて、「トランス脂肪酸」同様、表示する義務がないので、日本では野放し状態なのである。
油は体内の約37兆個の細胞膜の構成材料であるため、悪質な油を摂取していると、細胞と血管の栄養・酸素・水分などのやり取りが滞り、細胞がどんどん死滅していき、また新しい細胞分裂を大きく阻害するほか、遺伝子炎症で起こる鼻炎・皮膚炎・結膜炎・アレルギーなどの原因となる。もちろん老化も進み、最後は炎症が関与するガンなどの生活習慣病に至る。
摂取しないことは不可能なので、食べるものを買うたびに、自分で入っているものをできるだけ避ける意識を持つことが最も大事である。そのため、体内に入ってくることを前提に、それを排泄できる食生活づくりが欠かせない。