『光と闇』
人間誰しもある。表と裏。光と闇。神性と獣性。
人間性とは、獣性と神性の2つの性質がバランスを
とって成り立っているものだと思う。
獣性とは、個人主義という、自分の生存のために
他人をないがしろにする感性であり
人間の動物的な欲求のことである。
利己的主義、エゴとも呼び
キリスト教でいう7つの大罪
(色欲、強欲、暴食、怠惰、傲慢、憤怒、嫉妬)の欲望のことでもある。
またこれらの欲望による行為の延長線上に
人々が『闇』と呼ぶものが存在する。
神性とは、全体主義という、個人の利益を追求するのではなく
全体として上手く回るように考える感性であり
人の本体である魂の意思に沿うことである。
エゴを無くした状態であり、利他主義、他我、非我のことである。
またこれらの神性極まる行為の延長線上に、
人々が『光』と崇めるものが存在する。
人間はこの獣性と神性の両方を誰もが持ち合わせており、
程度は違えど、誰もが「闇」と「光」を自分の中に持ち合わせている。
自分の中にどんな闇があるのか
どんな闇を経験してきたのか。
反対に、自分はどんな光を持ち合わせているのか
どんな光を経験してきたのか。
今まで自分は、光を追い求め、色々と自己実現をしてきたが
その反面たくさんの闇も経験し
自分の闇と向き合わざるを得ない経験をしてきた。
自分も含め、人は常に光を追い求めているが、
やはり自分の闇と向き合うことは非常に辛く、とても苦しいことである。
ただ、苦しんだ先に、自分の闇を受け入れていくと他人の闇を受け入れることのできる器が広がってきていると感じる。
そうやって自分や周りの
すべての光と闇を受け入れていくと
自分と周りの存在の光と闇の両方が愛おしくなってくる。
自分の中にある光で
愛する人や宇宙存在の闇を認め、
癒し、補っていけば良いし
時には、自分の中にある闇を
愛する人や宇宙存在に受け入れてもらい、
癒してもらい補ってもらえば良い。
『愛』を持って日々生きることで
そうやって『光』と『闇』の循環を自分の周りの大事な人から行っていき
ゆくゆくは世界に、地球中にその器を広げていければ、この地球中でとてもとてもあたたかで幸せな世界が広がっていくと思う。
"本当に愛する"ということは
その人のどんな部分も受け入れて、許すということである。