黒酢が苦手だと中国生活が辛くなりそう
苦手だと中国生活が辛くなりそうシリーズ(?)今宵で最終回です。
今回はズバリ日本で黒酢と呼ばれる中国式のお酢についてです。
中華街や中国物産店によく行く人は「鎮江香酢」をご存知の方は多いでしょう。
日本で一番手に入りやすい中国黒酢でやや甘味のある香ばしい味わいが特徴です。また、妻の故郷の江蘇省「鎮江」の名産でもあります。
我が家にも常備していてかなり減りの早い調味料の一つ。
餃子や小籠包、上海ガニなどのタレに使ったり
南方で人気の糖醋排骨の味付けに使ったりと大活躍
中国でも色々な地域でも人気なお酢で、日本で醤油を使うような場面ではたいてい黒酢を使ってるようなイメージがあります。
ただ、中国全土ではおそらくそれ以上のシェアを誇るのが天下第一の酢と呼ばれている「山西老陈醋」という銘柄。陈醋というのは長い時間熟成させた酢という意味があり、香酢に比べて甘味が薄くてより酸っぱいようなイメージ。山西省の人は何にでもかけるそうですね。炒め物にも多用するようです。
中国には日本のように透明のお酢(白い酢)というのはあんまり見かけないですね。黒酢を加えることでガチ中華の風味はどんどん広がるので、ぜひ黒酢耐性はつけてから中国に行くことをオススメします。