「イカ炒め」「鴨の卵」はどんな意味?中国語の面白い慣用句
朝飯前、塩を贈る、手前味噌、茶々を入れる…みたいな感じで日本語にも食べ物にまつわる慣用句はたくさんありますよね。
実は中国語にも初見では意味がわからないような食べ物で比喩した慣用句が結構あります。
炒鱿鱼(イカ炒め)→解雇する
この言葉は結構よく使う言葉で、実際中国人が「〇〇さん被炒鱿鱼了…」と言ってるのを耳にしたこともあります。
しかしなぜイカを炒めると書いてクビにするという意味になるのでしょうか?これはどうやら大昔の中国の従業員が工場に泊まり込みで仕事をしていた時代、解雇を言い渡されたらふとんを丸めて去って行くみたいな寂しい姿を、イカを炒めると丸まることに形容して使うようになった言葉のようです。このユーモア、私は好きですね。
考个鸭蛋(鴨卵)→テストで0点を取る
これも妻に聞いたら最近はあんまり聞かないけど昔はよく使ってた言葉のようで、児童向けの歌の歌詞でも别考个鸭蛋という歌詞が出てきます。
鴨卵は中国では結構食べられているのですが、0の形に似ているから?
吃醋(お酢を食べる)→ヤキモチを焼く
主に色恋沙汰にまつわる嫉妬の話で吃醋もよく使われます。これは古事成語みたいな感じですね。
ご興味のある方はこちらにわかりやすくまとまっています。
炒冷饭(冷や飯炒め)→二番煎じ
冷えたご飯を温め直すとさところから由来しているようです。いわゆるパクリみたいなものにも使いますね。これはiPhoneの炒冷饭みたいな感じで
食べ物以外でも、結構面白い比喩表現がたくさんあるのでまた紹介したいと思います。