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世界的ヒット!?「黒神話:悟空」について

中国の名作『西遊記』をテーマにした中国製ゲーム『黒神話:悟空(Black Myth: Wukong)』が、8月20日に世界同時リリースされた。このゲームは、人気ゲームプラットフォーム「Steam」で、リリース直後に世界の人気ランキングでトップに立ち、同時オンラインプレイヤー数が140万人を超えた。  今年6月に予約販売が始まって以来、ゲームの売れ行きは絶好調で、Steamでの過去1週間の売上でも世界一位を記録している。

東方新報

という事で早速日本でも話題になっている「黒神話:悟空」。映像で見ると、モンハンと三國無双のいいとこ取りしたみたいなゲームだと感じましたが、確かに西遊記や孫悟空という知名度抜群のチャイニーズキャラクターを主人公にした点はヒット要素しかないとも言えます。

ちなみに、あくまで私の経験からくる体感的な話にはなってしまいますが、中国人にとって一番ポピュラーで誰でもストーリーを細部まで語れる古典作品は「西遊記」だと思います。もちろん日本でも人気の高い作品ですが、白骨精(白骨夫人)のエピソードだったり、そんなに日本では知られてない細かいエピソードも中国人だったら大抵全部話せます。中国人が日常的に使う「猪八戒吃人参果(猪八戒が不老長寿の果実を食べる)」なんてことわざもあり、これは日本語の豚に真珠みたいな意味です。それくらい西遊記のストーリーやキャラクターは中国人に馴染んでいると言えるでしょう。

逆に三国志や水滸伝に関しては、日本人のほうがファンが多い気はしますね。ゲームの「三國無双」で小説・三国志のファンが増えまくったように、「黒神話:悟空」きっかけに西遊記を学ぶ人もきっと出てくるのでしょう。ゲームって偉大。

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