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和中折衷のアイディアメニューが増えてきた

以前、「日本向けにアレンジされた中華料理の傑作選」として、本場中国には存在しない八宝菜ぶっかけ丼こと「中華丼」や、使う野菜を四川省のそれとは、ほぼ全とっかえした回鍋肉などを紹介しました。

これに近いんですけど、中華+和食・・つまり和中折衷のメニューも結構いい感じのものが多いなって感じてます。

今日久しぶりに「なか卯」でランチしたんですが、「冷やし坦々うどん」ていうメニューがあって気になったので注文したところこれがうまい!

まず、本場四川省の担々麺はだいたい汁なしです。それに麺料理を冷やすってあまり中国で見たことがないので(常温はありますが)冷麺とか冷やし中華の流れを汲みつつ、担々麺も日本独自に発展してる汁ありのものを合わせて、さらにラーメンをうどんに変えてるっていうことで、なかなか複雑なアレンジかと思います。でも、うどんの喉越しとピリ辛の冷製スープの相性がめちゃくちゃいい!これは一本取られたなぁ〜って感じでした。

もう一つ、松屋の「富士山豆腐の本格麻婆牛めし」というメニューをご存知でしょうか?

わたし松屋が好きでよく行くのですが、これはさすがにふざけすぎやろと思って、後学のため・・くらいの気持ちで食べてみたところこれまた美味!牛丼と麻婆って小学生みたいな発想だけど試してみるもんですな。

ちなみに、中国現地でも中和折衷的な面白メニューが結構あります。

まずは吉野家のザリガニ丼!これは今はもうないっぽいですが、数年前に登場して話題になりましたね。あとは、N多寿司という謎の回転寿司チェーンでは、アヒルの塩漬け卵が入った握り寿司なんかもありました笑

食へのあくなき探求は日本でも中国でも一緒なんですね。


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