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長江の北と南で分かれる中国食文化

先日お知らせした通り、今日TBSラジオ「金曜ボイスログ」という番組に東京ディープチャイナ研究会の中村正人代表にご出演頂きました。「都内の“ガチ中華”最前線!中国ご当地麺の攻略ガイド」と題してとても面白いお話しを頂けました。

お話し聞いていて、私的に特に興味深かったのは、長江の北は小麦の麺、南はライスヌードル・米線に分かれる(※もちろん今やどこの地方でも両方食べられるが)というお話。

中国の地方料理ってあまりにも細分化されすぎていて、8大料理とか4大料理とか色々あるわけですが、とにかく説明が難しい!その点がとてもわかりやすくなりました。

私も中国留学していた時に授業で「秦嶺・淮河線」という言葉を学びました。中国東部における年間降水量1000mmのラインを指していて、だいたい北の黄河と南の長江の間くらいの位置取りになりますが、一般的にこの線より以北が小麦地帯、以南が稲作地帯とされていると習いました。さらに長江以北・以南という分け方でも同様に分けられるというお話も確かに存在するというのは興味深いお話です。

「南甜北咸、東辣西酸」(南は甘く、北はしょっぱく、東は辛く、西は酸っぱい)という言葉もあって、これはこれで中国食文化をざっくり説明する時に役立ちますが、地理的には西方にある四川省がなぜか東に分類されていたりと補足説明が必要になります。

また、中村さんは現在の東京のガチ中華のジャンルを大きく4つに分けてお話されていました。
・麻辣(痺れて辛い)
・小吃(軽食/ファストフード)
・羊肉
・ご当地麺

確かに多くのガチ中華店はこれに当てはまるので、こうした区分けも大変わかりやすかったです。

ぜひラジコタイムフリーでもお聴き下さい(中村さんのご出演は13:35頃から) 雲南料理のお店「食彩雲南」のお得情報もありますよ♪


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