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中国語・日本語が伸びる留学生の特徴3選

私自身も20年くらい前に中国留学をした身ですので、周りにたくさんの留学生がいました。そしてその後は、日本にいる中国人留学生ともたくさん交流する機会がありました。

もちろん留学は語学だけが目的ではありませんが、留学期間をどう過ごしていたかによって上達具合は全く変わってきます。それは日本人でも中国人でも同じ。伸びる人にはどんな特徴があるのでしょうか?

・ひとり行動している

異国の地で出会う同郷の存在はとても心強いです。私たち日本人であれば、日本語が通じるというだけで何かあった時に相談できたり、一緒に行動していても安心感があります。一方でそこに頼りすぎてしまうと、中国にいるのに最低限必要な買い物などの会話以外は日本語だらけの生活になる可能性があります。特に日本人、韓国人、中国人はこの傾向が強いように感じます。
中国人留学生でも2、3年日本にいるけど中国人のいる環境を探せばいくらでもあるのでこれに頼ってしまい、日本語がほぼ上達してないというパターンの人が結構いました。
あとは旅行する際にも毎回日本人同士、中国人同士で行ってると語学上達という面では不利かと思います。もちろん、安全面には万全を期した上で・・

・”話す”よりも”聞く”ことに重点を置いている

これは私もそういう時期があったんですが、一生懸命辞書を調べて話そう話そうと頑張っている時って、なかなかうまく話せるようになりません。ところが、まず話すことを一旦忘れて「聞こう」とすると、不思議なことに話せるようになります。
ここで気づいたのが教科書や辞書で学んだ新しい言葉を使って会話しよう!と頑張るよりも(もちろんそれもある程度は必要ですが)、中国語ネイティブスピーカーの会話をマネしようとした方がずっと楽なんです。
むしろあの人が話してたあの言葉、どんな意味なんだろう?→辞書や教科書を開くという順番の方が頭に入りやすい気がします。
例えばレストランなどで「この席空いてますか?」という場合に「有人吗?(人はいる?)」と言ってる中国人の会話を聞いて、へぇ〜そういう言い方するんだと覚えた記憶があります。そんなちょっとした盗み聞きの癖をつけておくと、後々語彙の幅も広がるかと思います。

・羞恥心を捨てられる

日本人にも中国人にも読み書きはすごくレベルが高くて試験には受かるのに、日常会話ができない・・そんな人を何人も見てきました。
おそらくすべての語学学習に置いて最大の敵は羞恥心。「通じなかったらどうしよう・・」「アァッ!?て聞き返されたら恥ずかしい」「他に日本人のいるところで中国語が下手って思われたくない・・」
最初からスラスラ話せる人なんているわけないので、ここの羞恥心の壁をぶちやぶらない限り永遠に会話力は向上しません。
正しい文法で話そう、正しい単語を使おう・・というこだわりは捨てるぐらいでちょうどいいかと思います。私もいまだに中国語で不自然な言葉遣いや単語選びをすることはあり、妻や家族に訂正されることもありますが、訂正されたらそこで覚えればいいやぐらいに思ってます。
通じなければ別の言い方を試してみよう、最悪その場でスマホ翻訳機能を使って伝えよう・・そうして逃げ道をたくさん作っておけば会話のプレッシャーはぐっと減ります。

もちろんこれは個人的な経験に基づく結論なので、誰でも当てはまるわけではないかもしれませんが、たぶん正しい・・です!



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