見出し画像

中国版紅白「春晩」はながら見でも楽しかった件

日本では大晦日の風物詩として紅白歌合戦がありますが、中国の旧正月を迎える前の大晦日(中国語で除夕夜)に放送・配信されているのが「春晩(春節連歓晩会)」「春晩」は1年に1回の中国最大の演芸の祭典とも言えるイベントで、歌、劇、漫才、コント、舞踊、武術、CGなど、ありとあらゆるエンターテイメントが詰め込まれていて、そのセットの豪華さや、出演者の人数、どれをとっても世界で一番お金のかかっているテレビ番組と言って差し支えないでしょう。

春晩の概要は去年記事で書きましたので、ぜひこちらもお読み頂けたら!

春晩は今や、世界200以上の国と地域の2900社以上のメディアと連携して、生中継が行われていて、日本ではニコニコ生放送で配信があり、ニコ生だと日本語の弾幕が横に流れていくので、中国語がわかる人がコントの内容を翻訳してくれたり、新鮮なリアクションが見れてとても楽しくて去年は私のPC
を使って、妻と観ていました。

しかし、PCを使っての仕事が溜まっていたため、今回はTVで見ることに。TVではニコ生アプリがダウンロードできず、ウェブから見ると画像が粗いので、他を探したところ、なんとCCTV(中国の国営放送)のYoutubeでも直播(生配信)があったので、YotubeをTV画面で見ることに。こうすると、弾幕はないので、完全に中国語を聞き取るしかなくなりますが、私がわからないところは妻が説明してくれたので楽しかったです。

先ほど言ったように、仕事をしながらなのでがっつりは見れませんでしたが、時折妻の笑い声や歓声を横で聞きながら目をやるぐらいで結構楽しむことができました。

びっくりしたのは、超ハイテクで人間のようなダンスや皿回しを披露してくれるロボットと人間のコラボによる未来感あふれるダンス「秧BOT(田植えロボット)」。演出はなんと、かの張芸謀 (チャン・イーモウ)監督!
映画界の巨匠を躊躇なくここで使うのがすごい笑

まあ、チャン・イーモウ監督は北京五輪の開会式も演出してますからね

他にも、久々に王菲や梁静茹の歌う姿が観れたり、甄子丹(ドニー・イェン)に武術表演はやっぱりカッコいいなぁ〜とか色々ありましたが、個人的にはロボットダンスがかなり胸アツでした。

愛猫の豆豆も長時間にわたって視聴。猫すらも釘つけにする春晩の底力、恐るべしですね。


いいなと思ったら応援しよう!