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日本語学校 振り返り

@Shine Education Service

こんにちは。

日本語クラス担当の谷村隼斗です。

さて、日本語教育の一環でネパールの人たちに日本語を教えて、もう約半年が経ちました。ネパールの人たちと日本語の勉強を通して、様々なことが見えてきたように思えます。

まず、日本語教育は自分の興味がある分野で、この教えさせていただいた期間で大きく成長することが出来ました。教える際の立ち振る舞いや、ネパールの人たちの質問への返答の仕方、授業中の学びの「きっかけ」の提供方法など多くの面で成長を感じることが出来ました。その中で、なにより「自信」も日本語教育活動を始める前よりついたように感じました。

ネパールの人たちに向けて日本語教育の活動を開始した当初は、どんなことをしたら喜ばれるのか、どういう授業を求められているのかと私の方で予想し、考え、相手の日本語レベルに合わせた様々な日本語教材を参照しながら、一つ一つのクラスを運営していました。学びの「きっかけ」となるクラスを提供していたつもりが、いつの間にかよくある「一方的な」形になってしまっていて、ネパールの人たちからの日本語に対する意欲をあまり授業内に取り入れられていなかった時期もありました。
しかし、「一方的」というクラスに気づいたのは、他のNEPALinkメンバーも同じく、授業形態について疑問を持ってくれました。その際に、ネパールの人たちから日本語、日本語を勉強する意欲・思いを「発信」してほしいと考え、「スピーチコンテスト」のようなものを日本語を勉強する、アウトプットをする場として企画し、実際にクラスに取り入れました。
スピーチコンテストを開いた結果は、好評で、何よりも、その後担当していたクラスのネパールの人たちが積極的に日本語を使用して発言をしてくれるようになり、自信を持って日本語を話してくれるようになり嬉しかったです。

その後、担当していたクラスが代わり、別のクラスを教えることになりました。
そのクラスは、前回よりかは日本語レベルは高くはありませんでしたが、日本語を勉強する意欲は前回のクラスに引けを取らないほどで、そのクラスのネパールの人たちは勉強熱心でした。
実施した授業内容は、日本語の質問に対して答えるという単純ですが、アウトプットを意識した日本語学習を取り入れました。
例えば、「日本のどこに行きたい?」と聞いて、「東京」「京都」などの回答や、アニメが好きなネパールの人たちもいたので、私もアニメ好きなので、よく授業中にアニメの話をしたりした時もありました。

ネパールの日本語学校での授業形式に変更があり、今までやっていたオンライン会議ツール(zoom)での授業形態が変わり、私たちネパリンクメンバーは個人で参加ですが、日本語学校は真ん中にパソコンを置いて実施といった遠隔授業のようになりました。
授業形式に変更があり、その機会に授業の内容も大幅に変更をしました。変更前は、形容詞の用法だったり文法的なことを教えていましたが、変更後は「日本文化を伝える」に焦点をおき、都道府県の紹介や季節の行事の紹介をしたりしました。
「教える」から「伝える」に変化し、ネパールの人たちも「日本をもっと知りたい」「日本語を使いたい」など、様々な思いを持ちながら授業に参加してくれました。

日本語教育を通して、日本語教師としての一歩、一人前となるための立ち振る舞い、授業の構成、専門的な知識だったりと日本語を「教える」に必要なことを学ぶことができ、NEPALinkでの活動を始める前より、一段と日本語教師らしくなったのではないかと思っています。授業中にネパールのおすすめスポットや食べ物など、様々なネパールについてのことを聞いたおかげでネパールに「行きたい!」という気持ちが強くなりました。
また、NEPALinkのメンバーも授業の内容作りに懸命に参加してくれ、より良い授業を届けるために、遅くまで授業内容で悩んだり、話したりしました。このように、密接にNEPALinkメンバーと関われたことで、仲間との「絆」が深くなったように思えます。

そして、何よりこのNEPALinkの日本語教育をする上で欠かせないネパールの日本語学校の生徒や先生方に感謝を申し上げたいと思います。
ありがとうございました!

最後になりますが、NEPALinkの日本語教育を支え、見守ってくださった皆様、大変感謝しております。
引き続き今後のNEPALinkの活動の応援をよろしくお願い致します。

धन्यवाद (ネパール語で「ありがとうございました」を意味します。)

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