JDD カルチャー紹介(後編)Valueに沿った行動実例をまとめてみた
三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下MUFG)のDXを牽引・並走するJapan Digital Design(以下JDD)でCorporate Culture室に所属する北村です。
前回の記事では、JDDの行動指針となるValueに関するカルチャー紹介の前編として、Valueの一つである「常に学び早く実践する」を体現する様々な取り組みを紹介させて頂きました。
前回の記事▼
後編となる本記事では、Mission・Vision・Valueの浸透状況の一例として、前編でご紹介したSlack上で導入したValuesスタンプや、JDD Values表彰にスポットライトを当て、JDDらしくValueに沿った行動例をご紹介したいと思います。
はじめに
前編でご紹介の通り、2022年にMUFGへのソリューション提供に事業方針を変更したことに伴い、Mission・Vision・Value(以下MVV)を再検討しました。
MVVリニューアルプロセスについての詳細はこちら▼
MVVの浸透に向けて、行動指針であるValueの浸透のため、①Valuesスタンプ作成、②JDD Values表彰の開催、といった2つの取り組みを行いました。
①Valuesスタンプ作成
2023年7月に新たなMVVが決まったのち、メンバーにValueをより自然と身近に感じてもらうべく、日常的に使用するSlackにてValuesスタンプを作成し、スタンプが押された投稿の集計チャンネルを設置しました。
②JDD Values表彰の開催
Slackスタンプの導入による3つのValueの日常浸透を踏まえ、2024年3月に「JDD Values表彰 2023」を開催しました。この表彰では、Valueを体現しているメンバーを全社で賞賛することで、Valueの浸透加速を目指しています。
Value表彰の企画に際し、他社でカルチャー領域を担う方々から得た学びを基に、JDDのValueの一つである「常に学び早く実践する」の精神で、JDDらしい表彰へアレンジしました。
具体的な表彰カテゴリとしては、①個人表彰(メンバー投票)と、②グループ表彰(メンバー投票・マネジメント投票)の2つのカテゴリを設けました。
表彰者には景品として、楯・オリジナルステッカー・社内通貨(JDD Coin)を、また副賞としてJDD公式グッズ(JDD Goods)の検討権利をプレゼントしました。
ここから先は、SlackスタンプやValues表彰で選出された内容から、3つのValueに即しているJDDらしい行動例を紹介したいと思います。
常に学び早く実践する
JDDでは、自分自身を常にアップデートする意味での学びの姿勢が推奨され、かつその学び方はスピーディに手を動かして得られる経験学習に重きを置いています。
例えば、新しい情報を入手したら、自らスピーディに手を動かし、その手順や結果をチーム内で主体的に共有する、というものです。
JDD Values表彰では、Data Scientistのメンバーが「常に学び早く実践したで賞」に表彰されました。
自主的に参加した外部イベントでの学びを、自分なりにまとめてSlackで発信し、JDDメンバーからのフィードバックを得てまたアップデート、というサイクルを高速回転させ、その過程で得た学びをプロジェクトで活用できないかとチャレンジする姿勢が支持されました。
オープンマインドである
JDDには様々な参画形態があり、プロパー社員・MUFGからの出向者・外部金融機関からの出向者・派遣社員・JDDを副業とするメンバーで構成されています。各分野のプロフェッショナルが在籍し、その多様性を最大限活かす環境づくりをメンバー全員が意識しており、それを行動指針として定義しています。
「オープンマインドである」とは、このような組織に所属する以上、自身がオープンであることは大前提で、相手の価値観を受け入れ、互いにリスペクトし合える「環境づくり」への行動を敢えて強調しています。
また、この対象はJDDがMUFGのDXの一端を担うことから、社内メンバー間のみならず、プロジェクトを協業するMUFGメンバーなども含めたものとしています。
具体的な事例としては、Slackの自身の分報チャンネル(times)でチームの目標を立てるまでの過程を開示し、メンバーからの意見が出やすいような環境づくりをすることや、
自身のインタビュー記事への多角的なフィードバックを求め、より良いアウトプットを出そうとする姿勢は、まさに「オープンマインドである」を体現しています。
なお、JDD Values表彰では、Infra Engineerのメンバーが表彰されました。
JDDではリモートワークが定着しているためテキストコミュニケーションが主体ですが、そういった環境でも、領域を超えて誰とでも積極的にコミュニケーションを取る姿勢や、自身の仮説や情報を積極的に開示することで、より良いフィードバックを得ていくコミュニケーションスタイルが賞賛されました。
プロフェッショナルである
JDDの採用は、プロフェッショナル人材の中途採用がほとんどですが、JDDにおける「プロフェッショナルである」は専門領域での価値の発揮のみを意味していません。むしろ、その前提でいかにしてチームパフォーマンスの最大化に貢献するか、といった行動を強調したものがValueとして定義されています。
主体的に改善策を出しチームの課題解決のスピードアップに貢献することや、
チーム力の継続向上のための振り返りの場を必ず設けることなども、「プロフェッショナルである」と言えます。
JDD Values表彰では、Designer のメンバーが表彰され、プロジェクトへの取り組み姿勢や、MUFGという大きな会社を変革するための難易度の高い課題解決を楽しむ姿勢を称える声が多く集まりました。また、日常的にプロジェクトの出来事やメンバーの良い動きを積極的に発信するなど、チーム力の向上のための動きも印象に残ったようです。
複数のValueに繋がる行動
JDDのValueは3つそれぞれに合致していると称えられる行動もあれば、複数のValueに繋がっている行動も多くあります。
例えば、プロジェクトでの経験を基にレビュー観点を整理し、チームへ呼びかけ更なるアップデートへ働きかける姿勢は「常に学び早く実践する」且つ「オープンマインドである」と言えます。
また、自身で手を動かし得た学びを共有し、実装経験を積む勉強会を開催したメンバーもいました。
あまり知見のない領域でも積極的に手を動かす姿勢は「常に学び早く実践する」を体現していますし、自身が培った情報をチームへ共有し、勉強会として皆で体験する場を作ることは「オープンマインドである」、結果としてチームのパフォーマンスを向上させていくことは「プロフェッショナルである」を体現した動きでした。
JDD Values表彰では、個人表彰とは別に、3つのValueを総合的に体現していたグループが、グッドグループ賞としてメンバー投票とマネジメント投票でそれぞれ表彰されました。
Values表彰/メンバー投票 グッドグループ賞
メンバー投票によるグッドグループ賞は、「そうぞくガイド」のプロジェクトチームが受賞しました。
そうぞくガイドは、2023年7月に相続手続のサポートを目的としてサービスリリース後、2024年3月には新機能を拡充するなど、三菱UFJ銀行とともに、相続に関連するお客さまの課題を解決するソリューションをスピーディに展開しています。
本プロジェクトは、顧客体験のデザインからエンジニアリングまで一気通貫したプロセスでモノづくりを進めスピーディなリリースが実現するといった、JDDらしいデザイナー×エンジニアの協業プロジェクトでした。また、JDD内のみならず、MUFGも含めたチームワークを巧みに発揮している姿勢が賞賛されています。
Values表彰/マネジメント投票 グッドグループ賞
マネジメント陣の投票では、Technology & Development Div.のインフラチームがグッドグループ賞を受賞しました。
インフラチームは、プロジェクト上のインフラエンジニアとしての役割と、コーポレートインフラ向けのインフラエンジニアとしての役割の2つの側面があります。
それぞれの役割における動きや日常的な姿勢が高く評価されたことに加え、メンバー投票とは異なる視点を持つマネジメント陣からの賞賛として、表彰されました。
最後に
今回、MVVの浸透状況の一例として、JDDらしくValueを体現している行動例を「Slack上のValuesスタンプが押された投稿」と「JDD Values表彰 2023」を通してお伝えしてみました。JDDらしいValueの体現とはどのようなものか、結果としてどういうカルチャーが形作られているかが伝われば幸いです。
社員からは「スタンプや表彰を通じて3つのValueを自然と意識することができた」といった声が寄せられる一方で、「表彰は、発信力の高い特定の人ばかりが表彰される可能性が今後出てくるのでは」との意見もあり、トライしてみた結果として出てきた課題を踏まえ、JDDの将来像を考えながら改善を続けています。
また、メンバー投票の個人賞は合計56名、グループ表彰は15グループが推薦された点は、表彰された個人・グループのみならず広くValueを表す行動が賞賛されていることを意味しており、Valueが浸透していることを表していると感じます。
このように一人ひとりがValueの行動実践をすることで、JDDの柔軟な働き方(フルフレックス・フルリモート制)が実現できています。
今後もより一層、JDDで働くメンバーが自分らしくValueを体現し、その先にあるMission・Visionの実現ができるよう、メンバー全員でJDDらしいカルチャーを作っていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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