見出し画像

給食委員長になったら自分を好きになれた話 〜給食委員長に、俺はなる!〜

お久しぶりです!(株)Japan Asset Managementの堤麻衣(つつみまい)です!


今回はnote2回目の投稿となります。1回目の投稿をさらっと目を通していただいた上で、今回の話を読んでいただけると読みやすいかと思いますので、まだ読んでいない方はぜひ見てみて下さい!

https://note.com/japan_am/n/n272a91c9b5fe



タイトルはワンピース風にしてみました。笑
ミーハー中のミーハーなので突っ込まずそっとしといて下さい🙏笑


今回は、堤麻衣が挑戦者として動き始めた、第1歩目の勇気ある行動をご紹介しようと思います!
タイトルにあるように、私は中学3年生の時、「給食委員長」を務めました。やってみようと考えた経緯と、勇気を出した理由、そしてやってみて学んだことについてお話ししようと思います!
誰か一人でも、挑戦の1歩目を踏み出すきっかけとなればと思って書かせていただきます!

発展途上国を知った日

みなさんもきっと大好きだったあの授業を覚えていますでしょうか。そう、「道徳」です。私の学校では道徳の時間はゆるくて、正直何を学んでいるかもよくわかっていませんでした。
しかし、ある1時間だけは忘れもしません。
「今日はビデオを見ます」
またゆったりした時間だ。そう思っていました。しかしそこに映されたのは、当時14歳だった私にとって未知の世界とも言える人々の暮らしでした。

画像1

“発展途上国”



「マンホールチルドレン」と呼ばれる、マンホールの下で暮らす親がいない子供達は、柔らかい皮膚である唇や目蓋を寝ている間にネズミにかじられていました。

「ストリートチルドレン」は、路上でダンボールなどを引いて生活をしますが、食べるものがないため、空腹を紛らわすために拾ったゴミ袋を噛み続けていました。

彼らが言った言葉は、「もう生きたくない」でした。

この1時間のビデオで私は、こんなに苦しい生活をしている人々がいるという現状を知ったと同時に、自分がなんて裕福で有り難い生活をしているのかということに気付かされました。
安全な家があって、毎日ご飯が食べれて、水道から綺麗な水が出てきて、家族に会えて、暖かい布団で寝ることができる。さらに仕事を選ぶ自由があって、趣味に打ち込んだり勉強することができる。
自由で溢れたこの世界を当たり前だと思っていた自分が恥ずかしくなったのか、悔しくなったのか、申し訳なくなったのか、複雑な感情で涙が止まりませんでした。

この格差をなんとかしたい。特に「飢餓」をなくしたい。
そんな思いが芽生え、自分なりに解決できることをしようと考えました。

そして、私は生徒会の中の「給食委員長」に立候補しました。

勇気を出したきっかけはコンプレックス

中学時代、とても地味だった私は、生徒会に立候補するキャラでもなかったため、演説をすることに恐ろしく勇気がいりました。
「え?マイちゃんが?笑」
周りからはそんな反応をされながらも、登壇に立ち、全校生徒の前で演説を終え、誰も想像しなかった堤麻衣の生徒会入りが実現しました。
勇気を出した理由は、多くの人に対して何も意見を言えない自分が嫌いだったからです。言いたいのにどうしても言えないというのがコンプレックスでした。
周りの目を気にせず意見を言っていつもみんなを引っ張っている、リーダーシップの塊みたいなクラスメイトにすごく憧れていました。あんな人になりたい、勇気を出せば自分もなれる!と信じて殻を破ってみました。

画像2

この経験での学び

この経験は、本当にやってよかったと感じています。中3の自分に感謝を伝えたいです。

学んだことをまとめると、大きく4つありました。

①コンプレックスは解消できる
②想いを発信すれば協力者が現れる
③新しいことへの挑戦は失敗と成功の両方、あるいはどちらかの経験でき、必ず学びと成長がある
④自分を大きく成長させるのは「勇気」


地味で人見知りな性格だったので、それまで関わる人の数は限られていましたが、実際に給食委員長になってみると、協力してくれる人がどんどん増えていきました。私の想いや考え、発想などを周りに伝えることによってこんなに周りが動いてくれると思っていなかったので、とても嬉しかったのを覚えています。


活動の内容としては「給食残飯ゼロの学校」を目標に掲げ、大きく分けて3つ行いました。

1つ目の戦法は、飢餓に苦しむ子供の存在を知ってもらおうと学校の廊下にを並べてみました。しかし、本の掲示の存在を学校全体に知らせず置いてみたため、あまり手に取ってもらえませんでした。

画像3



2つ目は、「1週間だけみんなが選んだ献立を給食で出す」という活動を行いました。アンケートをとり、1週間好きなものが出れば、残さず食べてくれる、かつ、それを1週間続けることによってクラス内での残飯ゼロが当たり前になる習慣がつくのではないかという作戦でした。

結果、それまで残飯が日常的に全クラスで出ていたのが、急になくなりました。

画像4


3つ目の戦術は、クラス対抗の残飯ゼロ大会です。週に1度、順位を発表するごとに、クラス担任の先生や生徒の競争心をかきたたせたのか、残飯が出るクラスはどんどん減っていきました。学校の全クラスが残飯ゼロになった週が1度だけあったのを覚えています。

画像5


とんとん拍子に新しいことを始められた訳ではなく、振り返ればさまざまな壁がありました。
最初は慣れない委員会の進行に戸惑いました。話の進め方も分からず、緊張して声が出ませんでした。30名ほどの委員会で、話を聞いてくれないダルそうな生徒も多く、人をまとめる事の難しさを痛感しました。
しかし失敗経験から先生方にアドバイスをいただいたり、経験を重ねるごとに、少しずつできるようになりました。成功体験から得られる喜びは貴重な経験となりました。


最後に言いたいことは、自分を成長させる鍵は、「勇気」だと思います。できないことから逃げたり放ったらかしたままではそれ以上の成長は無いと思います。
しかし勇気を出すのは相当難しいことです。
なので、読んでくださった皆さんに言葉を送るとすれば、こんな想像をして下さい。

思わずニヤけちゃった。笑

憧れる姿、こんな風にかわりたい!と頭の中で自由に思い描き、ニヤニヤしちゃって下さい。

それはきっと、毎日がワクワクする目標です。

それが見つかったら、大きな字で紙に書いてみたり、沢山の人に自分の考えを話してみたり、海に行って、海賊王のように「○○に俺はなる!」と笑顔で叫んでみてください。(これは体験談です。海の偉大さに圧倒されて、「もしかして余裕じゃない?」って思えたり、海の包容力で守られている感じがして、不思議と「大丈夫」って思えたりします。)

画像6

石川白山市徳光町で撮影📷



長くなりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!

次回は実際に発展途上国を見に行った話をしたいと思います!お楽しみに!

画像7

フィリピンで撮影📷


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?